「社内での優秀人材争奪戦は健全だ」
同じ会社の中で
人材紹介コンサルタント同士が
「優秀な人材を獲り合うのは良くない」
とおっしゃる方も時々います。
しかし、私はあえて
「社内で優秀人材を獲り合うのは健全です」
と申し上げたいです。
Aさんと言うコンサルタントはX社様を担当しており
Bさんと言うコンサルタントはY社様を担当しており
AさんはX社様のエージェント(代理人)で
BさんはY社様のエージェント(代理人)です。
従って
AさんとBさんが
自分のクラインアト企業のために
優秀人材を獲り合うのは当然の役割です。
一方で当然の事ですが
優秀人材の情報を隠したり
他の人材紹介コンサルタントが担当しているクライアントを
誹謗中傷したりする事は
断じて許されるものではありません。
その上で
人材紹介コンサルタントの役割は
厳しい人材争奪戦が繰り広げられる採用市場の中で
自分のクライアントのエージェント(代理人)として
でき得る限りの努力をする事です。
優秀人材をご採用いただけるよう
自分のクライアントのために全力を尽くしましょう。
その上で優秀人材を勝ち取る事ができれば
クライアントに貢献できます。
全力を尽くしたけれど
戦いに負けて
他のコンサルタントが担当するクライアントに
優秀人材を獲られた時は仕方ないです。
その時は、お互い恨みっこなしです。
全戦全勝というわけには行きません。
ただ
「どんな理由で他社に負けたのか? 今後の対策はどうするか?」
という事は
クライアントにしっかりフィードバックして
採用力をアップさせる提案をする必要がありますよね。
このPDCAサイクルを
粘り強く実践できる人が良いコンサルタントです。
競合他社のコンサルタントと戦うのは当然ですが
社内の他のコンサルタントとも
大いに戦い切磋琢磨しましょう。
その健全な競争こそが
強い人材紹介コンサルタントを創り出し
強い人材紹介会社を創り出すものだと思います。
ただし、情報隠しや誹謗中傷はダメ。
正々堂々と紳士的に。
「うばい合えば足らぬ
わけ合えばあまる
うばい合えば憎しみ
わけ合えば安らぎ」 みつを
合掌。