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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「究極の退職交渉」

「究極の退職交渉」

以前

優秀な人材紹介コンサルタントAさんが複数社に内定され

熟慮の上で、X社様に入社される決意をされました。

しかし、問題はその後の

現職企業との退職交渉でした。

若くして部長という要職に就かれており

会社の中では要です。

更に、人材紹介コンサルタントとしても

社内トップの業績であったものですから

簡単に辞められるわけがありません。

直属の役員には渋々退職を認めてもらいましたが

問題は最強の創業オーナー社長との交渉でした。

・退職交渉1:「バカヤロー! 冗談を言うな」

・退職交渉2:「わかった。やりたい事があったら何でもやらせてやるから

       うちの会社の中で自由にやれ」

・退職交渉3:「逆に、内定先の会社の社員を引っ張って来て、事業を立ち上げろ!」

・退職交渉4:「その会社で働いているふりをしながら、午後と土日はうちで働け」

・退職交渉5:「転職は許さんが、その会社に出向するなら許す。給料は俺が払うから出向しろ!」

大変お世話になっているオーナー社長に

ここまで言われたら嬉しいでしょうし

Aさんは

「何とか円満退職したい」

とのお気持ちで

懸命に粘り強く交渉されました。

その結果、最後は社長と飲みながら

・退職交渉6:「仕方ないな。わかった。

       2年の期限付きで転職する事を許可するが、2年後には必ず戻って来い。

       そして毎月、俺の所に業務報告に来い!」

という事になり

何とか転職する事を許可されました。

このオーナー社長の方は

「自分の次の社長をAさんに任せたい」

と思っていらっしゃるようです。

私は、Aさんが何とか退職できる事になってホッとはしましたが

Aさんのお気持ちと同じく

「そこまでかわいがってくれるオーナー社長さんとの人間関係を失わないでいただきたい」

と考えておりました。

人と人とのつながりは

一生大切にしなければいけませんよね。

私自身の経験からも

今でもリクルート時代の上司や仲間と飲める事や

JAC時代のオーナーや仲間と飲める事

在籍は短期間ではありましたが

未だにマンパワーグループの方々とも交流がある事は

大変貴重な財産です。

これらの人たちとのつながりが

私のビジネス人生の全てと言ってもいいです。

従って

Aさんが粘り強く交渉され

人間関係をこわさずに円満退職できた事は

素晴らしいと思いますし

今後も良好な関係を

維持していただきたいと考えております。

Aさん、大変お疲れ様でした。

円満退職できて

良かったですね。

「人の世の幸不幸は

人と人とが逢うことから 

はじまる

よき出逢いを」                                            みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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