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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「大手はもっと賢いAIを使え」

「大手はもっと賢いAIを使え」

最近

若く優秀な人材紹介コンサルタントAさんと

ご相談しています。

Aさん:「武谷さん、大手人材紹介会社に登録しましたけど

    たくさん求人を並べて 『好きなものを選んで応募してください』 と言われました。

    あれじゃ求人広告と変わらないじゃないですか?

    とても応募する気になれません!」

私:「そうでしょうね。

  でも、求人票は事業内容や経営者の事など詳しく書かれているでしょう?

  あの詳細な求人票を作るのは大変なんですよ」

Aさん:「だから、求人サイトと変わらないと言うんですよ。いい事しか書いてないでしょう?

    それに求人票を何十枚も読めませんよ」

私:「Aさんの場合は、若くて優秀だから特に求人が多くて絞りにくいんですよ」

Aさん:「だからこそ、私の事をよく理解してもらって

    これだという求人に絞って自信を持って薦めてほしいんですよ。

    それがプロの人材紹介コンサルタントでしょう?」

私:「もう少しキャリアがあって高年収層は、両面(一気通貫)でやっているから

  コンサルタントの肌感覚で情報提供できるんですけどね」

Aさん:「年齢やキャリアを問わず、人間が介在する意味があるサービスを期待します。

    若手の方が世の中の事がわからなくて迷うんです!」

Aさんの主張はもっともだと思います。

分業制と両面コンサルタント制という違いも大きいのですが

大手人材紹介会社は求人票を中心にご紹介活動をしています。

ただ、それならば確かに

転職サイトで選んで直接応募しても変わらない

というご意見もあるでしょう。

逆に、中小・ブティック型の紹介会社の求人票は実にあっさりした内容が多いです。

しかし、コンサルタントが1社1社丁寧に補足説明します。

求人票が詳しいより

求人票がスカスカでも

人間が熱心に補足説明してくれた方が

人材の心に響くのかもしれません。

そうであれば

大手人材紹介会社は

AIを駆使して勝負するしかありません。

そしてAIが、詳細情報を丁寧に説明すればいい。

ビッグデータを活用して

過去のクライアント別の離職率データや退職理由

成功している人のタイプも分析して

教えてあげればいいと思います。

更に、不必要に数多くの会社を紹介しないような

AIを活用したタイプマッチングも必要です。

「この会社には、こんなタイプは合う・合わない」

をデータ集約できるはずです。

新しい求人を数多く送りつけるだけではなく

「弊社はこのような理由で貴方にこの求人をご紹介します」

と、確固たる自信を持って言えるサービスを

優秀なコンサルタントだけでなく

未熟コンサルタントでもできるようにAI化してください。

元々、大手人材紹介会社でも

優秀コンサルタントのシステム依存度は高くなかったのです。

未熟コンサルタントのために

毎年何十億円ものお金をシステムに投資していました。

また、立派なシステムができても

その使い方が悪いと駄目なので

優秀なコンサルタントのシステム活用方法を社内で共有し

未熟コンサルタントに叩き込むべきだと思います。

しかし、実際には難しいでしょうね。

労働集約ビジネスを

最も嫌うホールディングスとしては

キャリアアドバイザーを

ロボットに置き替えたいでしょう。

極限の利益率を追求する会社の中で

本当にハイタッチなサービスを提供できるのか?

経営陣は業績が伸びている以上

危機感はないでしょう。

世界一を目指す

「大型船での底引き網漁」 ですから

仕方ありません。

その分

現場で働いている

人材紹介に思い入れがある

メンバーは大変でしょう。

「なやみはつきないな 

生きているんだもの」                                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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