「面接最後の逆質問が重要です」
多くの人材紹介会社では
面接の最後に
面接官:「これまで多くの質問にお答えいただき、ありがとうございました。
それでは最後に、当社に対するご質問にお答えしますので、ご遠慮なくどうぞ」
と、言われる事が多いですよね。
この 「最後の逆質問タイム」 は
合否を左右するぐらい重要です。
企業側は
「さー、最後にどんな質問をしてくるだろうか?」
と、手ぐすね引いて待っています。
そこで私は
面接に臨まれる方には
「最低2~3つは質問をご用意ください」
と、お願いしています。
質問の数よりも
内容が重要なのですが
ちょっと考えれば
2~3つは出て来るでしょう。
しかし、実際の面接では
「特に質問はありません」
と言って帰って来るような方が時々いて
「えー、それはやばい!」 と思って
驚かされますし怖くなります。
従って、面接の前に
「最後にどんな質問をするつもりですか?」
とお尋ねして
ご準備いただくケースが多いです。
それでは、どんな質問が好まれるのか?
逆に、好まれないのか?
これはなかなか難しい所ですが
私が面接官だったら
快い質問と
そうでもない質問がありますので
その辺の事を書かせていただきます。
(ポイント1)
・もちろん、事前の下調べが大切です。
・当然、HPとかネット上の情報ぐらい読んで来てね。
・上場企業であれば、有価証券報告書ぐらい読んで来てね。
⇒ 既に公表されている事を質問したら、その時点で厳しいと思います。
(ポイント2)
・「それを聞いて貴方はどうするの?」 というような 「評論家的」 な質問も厳しいです。
⇒ 例えば、現在、業界2位とか3位の会社に対して
「御社はどのような戦略で1位になるつもりですか?」 などと聞くのはセンスがないです。
「貴方ならどうするの?」 と、逆質問されたらどうしますか?
(ポイント3)
・上記と逆に、インサイダー的な質問をして、当事者意識をアピールしてください。
⇒ ① 「私なら、○○○のような戦略で、○○○のように動いて
業界1位を奪取したいと考えますがいかがでしょうか?」
というように、自分の考えを表明した上で、面接官の意見を聞く。
⇒ ② 「私は、目先の売上が1位とか2位とか言うよりも
顧客満足度やリピート率などが大切だと考えており
やがて、その取り組みがランクアップにもつながると信じております。
その点、御社は顧客満足度を高める施策に積極的に取り組まれていますが
その中でも、最も重要で成果が出ている施策を、できましたらお教えください」
(ポイント4)
・入社後活躍のために、人材コンサルタントとして、どのように動き成果を出すのか?
という具体的な質問をする。
⇒ ①「私は、新人でトップになりたいと思いますし、早くMVPを獲得したいと思います。
そのように、早く結果を出された方の、行動特性をお教えください」
⇒ ②「私がトップコンサルタントになるためには、優良企業から魅力的な求人を開拓してくる事が
一番だと考えております。それによって、人材のキャリア形成にも貢献できると思います。
まずは 『魅力的な求人ありき』 で、それができれば、自ずと人材は見つかると確信してます。
そのためには、最初の半年から1年は徹底して、高付価値求人開拓に取り組む覚悟ですが
間違っていたり、補足していただく事があれば、是非アドバイスをお願いします」
ここまで調べて
踏み込んだ質問ができるか?
その点が大切です。
「何となく当たり障りなく、面接に来ました」
というようなお客様意識を捨てて
積極的且つ具体的な
鋭い質問によって
「当事者意識」 を伝える事が大切ですね。
「どろを
かぶらずに
ほんものの
仕事はできぬ」 みつを
合掌。