「社長と応募者との相性こそ重要」
先日
二通のハガキが
同時に届きました。
一通は
15年前のキャンディデートからの
喪中ハガキでした。
もう一通は
10年前のキャンディデートからの
ご結婚報告のハガキでした。
ハガキの内容は対照的ですが
以前のキャンディデートから
このようなハガキをいただけるのは
大変有難く嬉しいです。
こんなプライベートなハガキをいただけるなんて
大組織で働いていた時には
ほとんどありませんでした。
もちろん
内定された方からお礼にと
お菓子やハンカチなどをいただいた事は
何度もありました。
ただ、喪中ハガキやご結婚報告のような
プライベートなハガキは
いただいた記憶がありません。
当時は
「年間●万人決めよう!」 とか
「●00億円売り上げよう!」 とか
「マスマーケットをいかにして獲得するか?」
という事を主に考えていました。
これはこれで楽しくもあり
貴重な経験だったと思います。
現在も市場全体を
ある程度鳥瞰できるのは
昔の経験があればこそだと
感謝しています。
しかし、今の私は
マスマーケットの世界から離れて
「経営者(社長)」 対 「個人」
という関係を重視して仕事をしています。
実際、私は一人ですから
対クライアントであれ
対キャンディデートであれ
個人個人とのお付き合いを
大切にするしかありません。
そして
この個人個人とのお付き合いが
お一人との接点だけに留まらず
実はどんどんつながっていく
醍醐味を感じています。
特定の市場を
長期間に渡り深耕すると
点が線になり
線が面になっていきます。
これは昔
通信業界に特化した
エグゼクティブサーチをやった時にも感じた事です。
どんな大きな市場でも
それを形成しているのは
お一人お一人の人間であり
まさに個人個人です。
従って
市場を大きな塊(かたまり)として見る視点も大切ですが
市場を形成している
個人個人にフォーカスして
サービスを構築する大切さを感じています。
お一人の社長さんと
お一人の人材とを
ちゃんと選んで
丁寧にお引き合わせします。
「広さ」 より
「深さ」 を優先します。
「穴を深く掘れ 穴の直径は自然に広がる」
「間口をひろげると
奥行は浅くなる」 みつを
合掌。