「固定給をケチるな」
しつこいですが
このテーマに関しては
何度も書かせていただいています。
「無理して給料を上げてください」
と申し上げるつもりは
サラサラないのです。
ただ、今や空前の
人材紹介コンサルタント争奪戦の時代です。
特に、現役人材紹介コンサルタントの中でも
ハイパフォーマーを採用したいと思ったら
思い切って給料を出さないと
辞退されたり
競合他社に獲られてしまいます。
まして、ほとんどの人材紹介会社の給与制度は
「固定給+インセンティブ」 であって
全額固定給ではないのです。
インセンティブが年収に占める
比重が大きいのですから
コンサルタントの業績次第で
変動性が非常に高いですよね。
要するに、他業界に比べて
人材紹介会社側のリスクより
人材コンサルタント側のリスクの方が
高いという構造です。
だからこそ
採用側の人材紹介会社としては
固定給の部分を
リスクテイクして多めに出してあげれば
人材コンサンタルト(応募者)のモチベーションは
格段に上がります。
逆に、固定給の提示金額が低い場合は
「あまり評価されてないのかな?
そんなオファーだったら辞退しよう」
という風に考えられてしまう事が多いです。
その結果
「あー、あんなに手間暇かけて面接したのに、最後は内定辞退かー。
そんな事なら、もう少し頑張って固定給を上げたら良かったな」
と、後悔しても遅いですね。
そんな中途半端な姿勢が一番いけません。
「採用したいと思ったら、思い切って獲りに行く」
「それほどでもないと思ったら、きっぱり不合格にする」
という様に、終始一貫した姿勢を応募者に示す事が大切です。
「採用したいけど、ちょっと給料が高いな・・・」 なんて
最後に考えるのは
人材採用のプロであるはずなのに
何とも優柔不断で情けない対応だと思います。
そういう思い切りが悪い会社は
「一事が万事」 で
何をやっても思い切りが悪いから
結局、業績も伸びないという結果につながります。
「逃がした魚は大きい」 ですよ。
例えば
固定給を200万円上げるだけで
会社に2000万円の増益をもたらす人材を採用できれば
大きな得です。
リスクテイクできる会社と
できない会社
「人材紹介コンサンタルト争奪戦」 においては
勝敗を分ける
大きな要因になります。
「やれなかった
やらなかった
どっちかな」 みつを
合掌。