「即戦力でなければ新卒を採用するよ」
なぜか面接に弱い
弱気な人材紹介コンサルタントの
Aさんがいらっしゃいます。
人材紹介コンサルタントなのに
ご自分の面接は苦手なのです。
私:「Aさんは、現役の人材紹介コンサルタントですよね。
ちゃんと業績も上げてますよね。
他人の面接指導もしてますよね。
ルックスもいいし、礼儀正しく印象もいいです。
それなのにどうして面接で実力が出せないんですか?」
と言いたくなります。
しかし
一番落ち込んでいるのはご本人ですし
あまり厳しく叱ると
更に委縮すると思いますので
「気にしない、気にしない。
気分転換して少し修正して次の面接で頑張りましょう!
前々回、前回より少しずつ評価が上がってきていますよ」
と励ます事も大切ですね。
応募企業の面接官も
「人柄はいいし経歴も悪くない。これと言って悪い所は見つかりません。
むしろ良い人です。ただ、もう一押し決め手に欠けるんですよね。
うちも余裕がないので、ごめんなさい。
折角ご紹介いただいたのに済みません。」
こういう惜しい評価ってよくありますね。
こういう惜しい人方々は
世の中にたくさんいらっしゃいます。
むしろ
このような惜しい方々こそが
マジョリティーです。
しかし
実際に転職して働き始めると
高業績を上げる人も多いのです。
だから、このような方々を
見捨てるわけにはいきません。
このような方々は
あきらめてフォローしなくなった途端に
必ずどこかに内定したりするんです。
必ず転職先はあるのに
こちらが見つけられずにいるわけです。
私が力不足なんです。
色々な社長さんや面接官の顔を思い浮かべて
「あの人なら採用してくれるかも?」
と考えて1社1社紹介しながら
不合格でもあきらめず
人材を励ましながら
面接での改善を促すしかないです。
こういうタイプの方々が内定すると
とても嬉しいです。
しかし、相変らずクライアント企業の見る目は厳しいです。
「早く立ち上がる人が欲しい。
立ち上がるまで時間がかかるタイプを採用する余裕はない」
このように即戦力を求めている会社が多いです。
「即戦力でなければ新卒を採用するよ」
というわけです。
それはそれで
企業側の事情もよーくわかります。
しかし、即戦力採用だけでは
会社の成長に限界があります。
ところで
面接に弱いAさんのような
「あがり症」 の方には
面接前にお酒でも飲んでいただき
リラックスして臨んでもらいたいです。
もしくは
最終面接は居酒屋でと
採用企業にお願いしています(笑)。
「その場がきなけりゃ
わかんねえ」 みつを
合掌。