「面接テクニックは逆効果」
先日、X社様にご紹介して
最終面接の結論を待っていた
人材紹介コンサルタントのAさんですが
残念ながら不合格となってしまいました。
Aさんなりに
テクニックを駆使した面接だったようですが
社長:「Aさんは、面接で本音を話していない気がしたので、お見送りとさせてください」
と、見抜かれてしまいました。
それをAさんにお知らせしたところ
下記のようなメールが戻ってきました。
Aさん:「自分なりに面接テクニックを駆使したつもりですが
この業界ではまともな会社には入社できない
という結論を言い渡された気がしますが、いかがでしょうか?
面接ではもっと正直に本音を話した方が良いのでしょうか?」
私:「朗報を届けたかったのですが、やはり落胆しますよね。申し訳ございません。
ただ、面接では自信を持って、Aさんの本音を話した方が良かったかもしれません。
とにかく再度Aさんのご希望に近い会社を探します。」
と申し上げて
再度、クライアントリストを1社1社全部つぶしました。
その中でひらめいた
2社様の社長さんに打診したところ
両社の社長さんから早々に返事をいただきました。
「求人はまだありますので、すぐにお会いします!」
との有難いご返答でした。
少し前は2社様とも
求人意欲が低かったり
採用枠が充足していたりでしたので
ダメモトで連絡したのですが
まさに会社は生き物で
時々刻々と状況が変化していますね。
内定辞退や
想定外の退職者が出てしまったそうです。
私も、もっとまめに連絡を取らないといけないと反省しました。
2社様とも
Aさんが落選された
X社様に負けない優良人材紹介会社です。
特定分野のハイレイヤー領域で
不動の地位を確立されています。
人材紹介コンサルタントの皆さんも
ハイレベルな方々が揃っています。
弊社から
過去にも数多くの人材をご紹介し
ご活躍され定着されています。
Aさんに
2社様の社長さんが
「すぐにお会いしたい!」
と、おっしゃっていますよとお伝えしたら
元気と希望を取り戻した感じでした。
私:「Aさん、ここまで来たら次の面接は開き直って
あるがままの自分をさらけ出して勝負しましょう!
ゴマカシはきかない社長さんです」
「私はこんな人間です。こんな長所もありますが、こんな短所もあると自覚しています。
入社させていただけたら、ビジネス人生リセットする覚悟で、初心に戻って頑張ります」
こんな謙虚で正直な態度が
社長さんにも安心感や信頼感を与えて
人として評価してもらえます。
面接での余計なテクニックは
見抜かれますから
本音で核心をズドーンと
撃ち抜きましょう。
私も全力でバックアップします。
人生の岐路で
無駄なテクニックは不要です。
「途中にいるから
中ぶらりん
底まで落ちて
地に足が着けば
ほんとうに落ち着く」 みつを
合掌。