「自分の意志は自分で伝えて」
先日
残念ながら
面接で不合格になった
Aさんのお話です。
Aさんは
人材紹介コンサルタント経験10年以上の
大ベテランです。
私は
Aさんの不合格理由を
クライアント企業にお伺いしたのですが
「どうしてもうちの会社で働きたい! という強い意志が感じられなかった」
との事でした。
Aさんは
素晴らしい方なのですが
第一印象が少々淡々と見えるせいか
強い入社意志を
伝えられなかったようです。
その不合格理由をAさんに伝えたところ
Aさん:「武谷さんが事前に教えてくれたら、面接でもっと強い入社意志を伝えたのに」
とおっしゃるのです。
Aさんの言葉を聞いて
私は率直に
厳しい事を申し上げました。
私:「一体、誰の転職だと思ってるんですか? Aさん自身の転職ですよね。
Aさんも、人材紹介コンサルタントの仕事を10年以上やっているのに
面接で自分の意志も伝えられないようでは話になりません。
まして、自分の失敗を他人に責任転嫁するなんて。
そんな他責の癖を直さないと、新たな転職先も見つかりませんよ」
ちょっと言い過ぎたかなと思いましたが
Aさんもかなりのご年齢なので
そんなご年齢になって
真剣に叱ってくれる人もいないでしょう。
ですから
はっきり忠告したのは
間違いではなかったと考えています。
翌日、Aさんも再考されて
「武谷さん、自分の失敗を責任転嫁してしまい、大変申し訳ございませんでした。
反省して出直しますので、今後もサポートを宜しくお願い致します」
という、丁寧な謝罪メールをお送りいただきました。
もちろん
今後も全力でサポートします。
この仕事は
様々な方々との出逢いの連続で
「一期一会」
本当に色々ありますね。
一つ一つが
全て異なるストーリーだからこそ
難しく大変ですが
やりがいがある仕事だと
日々感じております。
「ひとの世の幸不幸は
人と人とが
逢うことから
はじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。