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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「未来は自分で切り拓こう」

「未来は自分で切り拓こう」

人材紹介コンサルタントの方々から

「この先にどんな未来があるのでしょうか?」

と、よく聞かれます。

そんな事を聞かれてもわかりませんし

いい加減な事は言いたくありません。

どんな未来があるかは

先に進んでみないとわかりません。

先端まで進んだ人だけが

その先の景色を見ることができます。

従って

「この先にどんな未来があるのか?」 

と聞かれても何もアドバイスできません。

「怖いなら今の場所にとどまればいい」 

と言うだけです。

不確実で不安定な時代だからこそ

自分で決めて進むことが大事です。

昔、JACの社長時代に

採用した新卒社員A君に

毎日の研修振り返りミーティングで

いきなり怒った様子で

切り出されて驚きました。

A君:「未来が見えないんですよ。将来の生活設計もできません。どうしたらいんですか?」

私:「はー? A君は新卒で22歳だよね? まだ入社したばかりで研修中だよね。」

A君:「はい。」

私:「未来が見えない? 将来の計画が立たない?」

A君:「はい。」

私:「A君、他のみんなも同じ気持ちだと思うよ。」

A君:「そうかもしれませんね。」

私:「A君の年齢で未来が見えていたり、将来の生活設計ができている同僚はいないよ。

  A君が本気でそんな事を考えているなら、公務員になれば良かったかもね。」

A君:「はー?」

私:「まだ仕事もしてないのに、権利主張だけするのはどうなんだろう?」

A君:「はー?」

私:「僕はね、社長だけど、貯金はゼロだよ。しかし、住宅ローンはたくさん残っているよ。

  40歳になっても、先の見通しなんかないよ。

  だからと言って、僕は不安でもないし幸せだよ。」

A君:「はー?」

私:「いやー、参ったね。A君のような人を採用して良かったのかな?」

 

A君:「はー?」

私:「面接で、必ず会社の役に立つので採用してくださいと言ってたけど、あれは本当だったの?」

20年以上前に、こんなやり取りがありました。

私は当時

まだ研修中で仕事もしていないし

1円も売っていないのに

会社が何とかしてくれると思っていた

権利主張の強い

新卒A君の言葉に驚きました。

その後

私はA君のスタンスを変えようと決めました。

そうしないと、A君が自分の力で生きていけないからです。

何度も激しい口論をして

泣かせたこともありました。

その後

A君は懸命に仕事に取り組んで

高業績を上げて年間MVPを受賞し

史上最短でマネージャーになりました。

A君が自分で未来を切り拓いてくれて

本当に良かったと思います。

元々、反骨心や負けん気が強かったので

A君の才能と努力の賜物です。

A君、いつまでも初心を忘れず

頑張ってください。

陰ながら応援しています。

「一生勉強

一生青春」                                          みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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