ホーム > 社長ブログ > 「新卒プロパーばかりの会社は要注意」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「新卒プロパーばかりの会社は要注意」

「新卒プロパーばかりの会社は要注意」

新卒プロパー社員ばかりの

人材紹介会社と打合せをすると

よく感じることだ。

社長や役員は30代前半で

その他の社員は全員20代。

社員の平均年齢が25歳というような会社は

珍しくない。

このような会社で

「中途で優秀な人材コンサルタント経験者を採用したい」

と頼まれても大変難しいのが実情だ。

・若い社長や役員にこき使われる。

・業績が上がらないと、自分より若い新卒プロパー社員にバカにされる。

・ポテンシャル高い新卒を採用しているので、同じ土俵で比べられると大変。

・高い忠誠心を要求される。

・体力勝負。

何か特別なご縁がある友人・知人など

お互いわかった上で

中途採用するのであればいいと思うが

普通の人は応募しないと思う。

同じ中途採用でも

第二新卒であれば成功する事もあるかもしれないが

それでは新卒採用とあまり違いが無い。

それよりも

大学生にインターンで働いてもらって

適性のある人をトレーニングしながら

採用した方が失敗が少ない。

実際、このような方法で人材採用している企業は多い。

これまではそれで成功しているのだから

しばらく焦らないで

そのまま新卒を採用したらいい。

中途の人材紹介コンサルタント経験者にとっては

素直で忠実で吸収力があって

フットワークの良い新卒プロパーと比べられるのは

本当につらい。

これを乗り越えられる人は

余程の能力や精神力の持ち主だ。

そして、そのような優秀人材は

もっと良い会社に転職できる。

従って

新卒プロパーだらけの会社は

もう少し規模が大きくなるまでは

無理に中途採用などしないことだ。

中途採用は

会社がもっと大きくなってから

まとめて5人・10人採用してあげた方がいい。

孤独な中途採用者にこそ

同期入社者が必要なのだ。

早く規模拡大したいという

経営者の想いはわかるが

採用される人のことを

深く考えてほしい。

それが会社にとっても

好結果となるからだ。

「ひとの世の幸不幸は

人と人とが

逢うことからはじまる 

よき出逢いを」                                           みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ