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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「義理堅いAさんに叱られた」

「義理堅いAさんに叱られた」

大変義理堅い

人材紹介コンサルタントAさんの話です。

短期間で3回会食して

電話だけでも

5時間以上話しました。

そんなAさんが

いかに義理堅いかという

象徴的な出来事がありました。

複数の人材紹介会社で面接が進んでおり

どちらからも高い評価をいただいています。

その内のX社様の社長面接での事です。

私:「Aさんは遠隔地にお住まいなので

  交通費を支給していただけないでしょうか?」

社長:「もちろんいいですよ。最終面接ですからね。」

という事で、気持ちよく交通費を支給していただきました。

ただ、Aさんは

他にも東京で複数社の面接があったので

私が下品な事を言ってしまいました。

私:「Aさん、どうせその日は東京で泊まりになりますし

  翌日は他社の面接にも行かれたらどうですか?」

Aさん:「そんなわけには行きません。

    今回の交通費はX社様に支給していただくのに

    ついでに他社の面接に行くなんて、私にはできません。」

私:「ほー、そんな事を言う人には、久しぶりに会いましたよ。Aさんは義理堅い人ですね。」

Aさん:「バカだと思われるかもしれませんが、そんな事をしたらX社様に申し訳ないです。

    他社様の面接には、あらためて自腹で来ます。」

私:「立派ですね。つまらない事を言って、大変申し訳ございません。

  Aさんみたいな人は最近少なくなりました。心から尊敬します。

  他社様の面接に行くように勧めた私が恥ずかしいです。」

Aさん:「いいえ、これは私の性分と言うか、生き方ですから。面倒な人間で済みません。」

私:「いいえ、高倉健さんみたいで格好いいですよ。私こそ下品な人間で済みません。」

Aさんは、最近珍しい義理堅い人です。

逆に私は

「自分はなんて下品な人間なんだろう」 

と思いハッとさせられました。

「一事が万事」 

という言葉があります。

Aさんのように

一つ一つの言動に人間性が現れます。

私よりずっと若い方ですが

Aさんから

「誠意」 というものを教えられました。

「アノネ

人間にとって一番大事なものはなにか?

そこを原点として考えてゆけば

あとは自然にわかってくるよ」                                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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