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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「厳しいアドバイスは心を動かせるか?」

「厳しいアドバイスは心を動かせるか?」

先日

20代の人材紹介コンサルタントAさんと

ご相談させていただき

ざっくばらんに話をしました。

まっすぐな好青年で

大変好印象でした。

初めにご紹介した求人は

残念ながら一足違いで充足してしまいました。

その後

業界内でも優良企業だと定評がある人材紹介会社から

人材紹介コンサルタントの求人をご依頼いただいたので

すぐにAさんの事を思い出して、ご案内したんです。

早速、お電話して

ご検討いただくようにお薦めしました。

その後、Aさんから下記のようなメールが届きました。

「武谷様

お世話になっております。

ご紹介ありがとうございます。

興味がありますので、お話をお伺いしたいと思います。

ただ、今後の業績見通しは大丈夫なのか?

業績が悪くなったらリストラしないのか?

など、人材業界の安定性に不安があります。

このような気持ちで、応募しても大丈夫でしょうか?

アドバイスをお待ちしております」

バブル崩壊やリーマンショックなど

過去の悲劇的な経験を思い出せば

もっともな不安ではあります。

ただ、Aさんはまだ若く有能であり

自分次第でどうにでもなる人なので

あえて厳しい下記のような返事を書きました。

「Aさん、お世話になっております。

今時、リストラはどんな大企業でもやっている時代です。

過去には、ソニーやパナソニック、JAL、東京電力、メガバンクでもやりました。

米国のGAFAMでもやってます。

今の時代は環境に頼るのではなく、自分の実力で勝負する時代です。

もし貴方が面接で

「御社は将来リストラなどしない堅実な会社ですか?」  と質問した瞬間に

「そんなに自信がない人、環境に頼る人材は必要ありません」 と不合格になります。

「私がこの会社を大きくしてやる!」 というぐらいの気持ちが大切です。

「自ら機会を創り出し 機会によって自らを変えよ」 というぐらいの気概がないと

これからの厳しい社会では生き残れません。

自信と誇りを持って、凛として生きていきませんか?

今回の件は 「よし、私が会社を大きくしてやる!」 

という気持ちになったら応募しましょう。

会社に依存するのではなく、自分が会社を成長させ変革するのです。

では、返事をお待ちしております。 宜しくお願い致します。」

その翌日、Aさんから下記のようなメールが戻って来ました。

「武谷様

いつも大変お世話になっております。

この度は、ご返信ありがとうございます。

非常に武谷様のお言葉一つ一つが胸に響きました。

武谷様のおっしゃられる通りでございます。

非常に保守的になっている部分がありました。

中途半端な状態で受けることはしたくありません。

しっかり、しっかり考えさせて頂いて

応募意思の旨をお伝えさせて頂きたいと思います。

本当にありがとうございました。

近日中に必ず返事させて頂きます。

何卒、宜しくお願い申し上げます。」

このメールをいただき

大変嬉しかったですし

「やっぱり、初対面での印象通り素直で素晴らしい青年だった」

と感心しました。

前述のように厳しい事を

一度しか会った事が無い人間に言われると

いかに年長者からの忠告でも

頭に来て二度と顔も見たくない

と思っても仕方ないです。

そんな厳しいアドバイスを受け止め

「自分に反省すべき点があります」

と素直に認める人は尊敬します。

Aさんは将来

必ず立派なビジネスパーソンになるでしょう。

Aさん、前向きなメールをいただき

誠にありがとうございました。

お互い、凛として自分の人生を生きましょう。

「いまから 

ここから」                                           みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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