「大阪の暴れん坊社長が東京進出」

先日

大阪の人材紹介会社の

社長さんからお電話をいただいた。

社長：「いつもブログを拝見しております。

　　　私は大阪で人材紹介会社をやっております。

　　　この度、東京進出にあたり、人材紹介コンサルタント採用を考えております。

　　　急な話で申し訳ございませんが、明日お会いできませんでしょうか？」

私：「承知致しました。明日であれば１６時ではいかがでしょうか？」

社長：「ありがとうございます。今日の明日で済みません。

　　　それでは明日の１６時にお伺いします。」

社長さんの声が若く

最初はよくあるスカウトサイトか

ネットプロモーションの営業の電話かと思ったが

話し方が丁寧で感じが良く

途中で切りにくい

「絶妙の間」　を持っていた。

「ＴＥＬアポの達人」　に違いない。

厳しい営業でもまれた

「ＴＥＬアポ達人」　が社長の会社は

必ず成功する。

答は単純で

「営業力が強く勢いのいい会社」　

だからである。

世の中の多くの人が勘違いをしている。

成功するためには

「何か特別な戦略」　「差別化された事業ドメイン」　「特筆すべきノウハウ」

そんなものが必要だと考えている。

そんな特別なものが

備わっていれば素晴らしいが

それだけで成功すると思ったら

大きな間違いである。

実際、世の中には

全く同じ事業を営んでいるのに

成功している会社も

失敗している会社もある。

栢野先生セミナーをはじめ

色々な経営勉強会や

経営者交流会に参加して

私が確信したのは

ただ一つだ。

「世の中のほとんどの会社は、真面目に営業活動をしていない」　ということだ。

逆に　

営業活動さえ一生懸命やっていれば

特別な戦略、特別なドメイン、特別なノウハウ

そんなものがなくても成功している。

世の中を見渡すと

圧倒的な営業力や実行力で

成功している会社がいかに多いか？

単純に　「営業力で勝負」　なんて

今時じゃないし

格好悪いし

インテリでもないので

多くの人は

この最も重要な点に気づかない。

気づいてもできない人が世の中の大半だ。

特に東京は市場が大きいので

それに甘えている社長が多い。

私は事前に

大阪の社長さんの会社のＨＰを見て

「やっぱりそうだ！」　と確信した。

要するに　「バリバリの営業会社」　だった。

そんな会社が大阪から東京に進出してくる。

このような会社が増えると

営業力の弱い会社は益々厳しい状況になる。

この業界は好不況の影響をモロに受ける。

私も不況になれば

躊躇なくＴＥＬアポも飛び込みもやる。

「武谷さんが、そんな事をやるんですか？」

と驚かれるが、やらない社長の方がおかしい。

自分の会社がつぶれるかもしれないのに

何も動かないでどうする？

そんな会社が多いから

大半が５年以内でつぶれるのだ。

その後

大阪の若い社長さんとの打合せでは

「やっぱり、営業が一番大事ですよね」

という話で意気投合した。

東京でも必ず成功するだろう。

「生きているうち　

はたらけるうち　

日のくれぬうち」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。