「一人で200社も担当?」
先日
ご相談いただいたAさんから
下記のような
嬉しいメッセージをいただきました。
武谷様
お世話になってます。Aです。
前職での出来事から一度は離れた人材ビジネスですが
武谷さんのお陰で 「もう一度頑張ろう!」 と思えるようになりました。
武谷さんとお会い出来て、本当によかったです。
今日は暖かくて気持ちがいいですね。
よい週末をお過ごしください。
引き続き、宜しくお願い致します。
以上。
このようなメッセージを読んで、本当に嬉しかったです。
新卒で入社された人材紹介会社で色々な事があり
しばらく人材ビジネスから離れていたのですが
再度勇気を出して
戻っていただけることになりました。
嫌な思い出のまま
人材ビジネスを離れてほしくなかったです。
新天地では、是非良い思い出をたくさんつくっていただきたいです。
それができる優良な人材紹介会社を
選んでご紹介したつもりです。
この仕事は、そんなに悪い仕事ではありません。
一方、X社様に勤務されている
人材紹介コンサルタントのBさんは
下記のようにおっしゃいました。
Bさん:「人材ビジネスはもういいです。異業界に転職したいです」
私:「まだ人材紹介コンサルタント経験2年ですが、仕事そのものは嫌いですか?」
Bさん:「いいえ、仕事そのものは嫌いではありません。」
私:「そうであれば、もったいない気がしますが?」
Bさん:「でも、今の会社ではやるべき事はやりました。同期もほとんど辞めました」
私:「そうですか? X社様はハードワークですから、すごく頑張ったのはわかります。
それだけにもったいないですね。マネジメント志向は無いのですか?」
Bさん:「全くありません!」
私:「どうして?」
Bさん:「うちの会社の管理職を見ていて、全く魅力を感じないからです」
私:「しかし、同じ人材紹介会社でも色々な会社があります。
X社様とは違って、落ち着いてじっくり働ける会社もありますよ」
Bさん:「いや、とにかく人材ビジネスは全く考えていませんので」
このように、かたくなに拒絶されました。
数ヶ月前お会いしたCさんも
Bさんと同じX社様に在籍されていた方でしたが
やはり異業界に転職されました。
どうもX社様で働くと
人材ビジネスが嫌いになる人が多いようです。
嫌いになる理由かもしれませんが
例えば、Bさんは
担当クライアントが200社もあると言うのです。
200社って、どうやってフォローするんですかね?
でも、Bさんは責任感も目標達成意欲も強いので
休みも取らずフォローしているのです。
これじゃあ、人間らしい生活を送れるわけがありません。
優秀な人材を数多く採用しているX社様なのに
全くもったいない話です。
自分の会社の社員がどんどん辞めていく状況で
お客様に対して
本当に良いサービスを提供できるのか?
このような会社は
「人材輩出企業」 と言うよりも
「人材乱用企業」 と言った方がいいかもしれません。
ぬるい会社が良いとは思いませんが
もう少し社員の事を考えたらどうでしょうか?
お客様の事も。
お客様の事を真剣に考えたら
一人に200社も担当させないでしょう?
雑にならないように
ちゃんと責任を持てる範囲の仕事を
社員に割り振りましょう。
「張りすぎてもだめ
たるんでもだめ
ちょうどいい
あんばいが
一番いい」 みつを
合掌。