「部下に見切られる現場知らず上司」
先日
トップコンサルタントのAさんから
下記のような
上司との退職交渉に関する
リアルなメールをいただきました。
武谷様
お世話になっております。Aです。
上司といろいろ話しましたが、
やはり私が目指したいところと逆だと思いましたので、
全く揺れることはありませんでした。
(2025年に売上●●億、コンサルタント●●名)
これを達成することで、ハイクラス領域でトップクラスになれる。
シェアが上がると、求人が多く舞い込み、各コンサルタントへのリードが増え、
たくさんの求人があることで個人の吸引力も高まる。
結果、個人のパフォーマンスが上がって収入も増える。
という計画です。
私の考えは、
コンサルタントの定着を考え、最初に適切な処遇や働き方にする。
その上でコンサルタントの経験や組織力を総合させて、
会社として徹底的に良い仕事を追求する。
仕事の評判から、次の仕事をいただき、
会社とコンサルタントが一緒に成長していく。
ということです。
従って、根本の思想が違ってるね、ということで、
退職する事も納得されました。
何卒宜しくお願い致します。
以上。
残念ながら
Aさんの上司の方は
現場や市場に対する
理解が浅いようですね。
ご自分の頭の中だけで
「絵に描いた餅」 のような
業績目標を設定しています。
その結果
現場の人材コンサンタルトの共感や
リアリティーのない
無味乾燥な目標になっています。
高い目標を立てれば
業績が上がるのではなく
現場の人材コンサルタントの方針共感や
組織に対するロイヤリティー
定着と成長感こそが
業績を伸ばすための必須条件です。
共感されない方針や
リアリティーのない目標
不当に低い労働条件は
社員をしらけさせるだけで
逆効果です。
社員の共感や満足が先で
業績は後からついてくるものです。
そんな初歩の初歩もわかっていないようでは
「マネージャー失格」 で
会社の損失が大きくなるばかりですから
早く降りた方がいいでしょう。
「アノネ
じぶんのもの
おれのものだと
思っているけれど
よくよく考えてみると
頭の毛一本
じぶんの
おもうようには
ならねんだな」 みつを
合掌。