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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「仕事は大好きで年収2000万円なのに転職?」

「仕事は大好きで年収2000万円なのに転職?」

1年前も今年も

2回目のご相談いただいたAさんは

大変優秀な人材コンサルタントです。

コンサルタント歴は

まだ4~5年ですが

既に、プレイングマネージャーとして大活躍されています。

個人で年間売上1億円も上げながら

メンバー5~6人を

マネジメントしています。

その結果、年収も2000万円以上です。

私:「Aさん、前回のご相談から1年経過しましたが、何か変化はありましたか?」

Aさん:「いやー、それほど大きな変化はありません。」

私:「相変らず忙しいですか?」

Aさん:「そうですね。平日も遅くまで働いていますし、土日も面談しています。」

私:「業績が悪いメンバーばかり配属されると言っていましたが、その点はいかがでしょうか?」

Aさん:「それも大変ですが、昨年より改善されました。相変らず大変なメンバーはいますが。」

私:「それであれば全然悪くないですね。転職なんかする必要ないでしょう?」

Aさん:「確かにまだ漠然としていますが、将来への不安はありますよ。」

私:「具体的などんな不安ですか?」

Aさん:「大きく二つあります。一つ目は、いつまで今のように120%の力で走り続けるのか?」

私:「でも相変らず元気そうですし、まだ若いし、あと数年は120%で走れるでしょう?」

Aさん:「それはそうかもです。二つ目は、人材紹介だけやっていて大丈夫ですかね?」

私:「どういう意味ですか?」

Aさん:「人材紹介は好きですし続けたいです。ただ、もっとHR領域全体の知見は必要ないですか?」

私:「それは必要です。もっと言えば、HR領域だけでなく、経営全般に対する知見が必要です。」

Aさん:「やっぱりそうですよね。そんな知見を身に付けるためには、どうすればいいですか?」

私:「だから、優秀な人材コンサルタントは、エグゼクティブサーチを目指すんですよ。」

Aさん:「どうしてエグゼクティブサーチなんでしょうか?」

私:「HR領域を含めて経営全般の知見がないと、企業経営者と対等に話ができませんよね?」

Aさん:「それはそうでしょうね。」

私:「Aさんは、1億円売っているかもしれませんが、経営者と対等に話して提案してますか?」

Aさん:「いやー、相手は人事の方か、現場の部長やマネージャーの方ですね。」

私:「ご紹介人材の年収もMAX1000万円ぐらいでしょう?」

Aさん:「その通りです。平均年収700~800万円です。」

私:「しかし、ご紹介人材の職位が上がり、年収数千万円になると、経営者相手の仕事になります。」

Aさん:「経営者相手の仕事になると、かなりの勉強が必要でしょうね?」

私:「だから、優秀なコンサルタントは経営の勉強をして、エグゼクティブサーチに取り組んでいます。」

Aさん:「なるほど。私も将来は、エグゼクティブサーチができるようになりたいです。」

私:「今の会社ではAさんがトップコンサルタントだから、近くにロールモデルがいないでしょう?」

Aさん:「そうなんです。アウトプットばかりで、インプットが圧倒的に少ないです。成長しません。」

私:「今のAさんに、いきなりエグゼクティブサーチは無理ですから、勉強を始めてください。」

Aさん:「どうしたらいいですか?」

私:「教材や手段は様々でしょうが、MBAなど経営全般を学べる勉強を始めてください。」

Aさん:「わかりました。経営の勉強を始めます。」

私:「数年後、目先の売上だけじゃなくて、もっと成長したAさんとご相談したいです。」

Aさん:「モヤモヤしていましたが、自分の目標がクリアになりました。ありがとうございます。」

Aさんの基礎能力とバイタリティーがあれば

エグゼクティブサーチへのチャレンジは

十分可能だと確信しています。

Aさん、大変お忙しいでしょうが

ずっと応援していますので

数年後、またご相談しましょう。

「いまから

ここから」                                            みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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