「失敗しても大歓迎」
久しぶりに
弊社にご相談いただいた
人材コンサルタントAさんとの会話です。
私:「Aさん、ご無沙汰しておりましたが、お元気ですか?」
Aさん:「いやー、あまり元気じゃないですね。」
私:「どうしたんですか?」
Aさん:「実は、また転職を考えています。」
私:「え、1年前に転職したばかりですよね?」
Aさん:「はい、知人に誘われて転職したのですが・・・。」
私:「そうですよね。あれ、その前の会社も知人の誘いでしたよね?」
Aさん:「はい、そうでした。どうも知人から誘われて盛り上がると、その気になってしまって。」
私:「わかりました。今回はそんな失敗経験を活かして、良い新天地を見つけましょう。」
Aさん:「はい、今回はちゃんと考えて動きたいと思いますので、宜しくお願い致します。」
誰もが
仕事をしていれば
成功も失敗も経験します。
私も失敗だらけの人生なので
失敗された方も応援しますが
できれば
しなくてもいい失敗はしないように
アドバイスさせていただきます。
昨日も
お二人の方に
「今は転職しない方がいいと思います」 という
アドバイスをさせていただき
しっかりとメッセージを受け取っていただきました。
ところで
誰もが同じように
成功も失敗も経験するのに
「なぜ、5年後・10年後に、大きな差が出るのか?」
という事に着目したいと思います。
結局
「成功や失敗から何を学び、どのように行動変容するか?」
という事だと感じています。
「なぜ、成功したのか?」
「なぜ、失敗したのか?」
という事実を振り返り
客観的に要因を考えて
「成功は更に大きな成功につなげる」
「同じ失敗はしなように改善する」
というシンプルな事です。
ただ、ちゃんと客観的に振り返って
行動変容できる人が意外と少ないので
現実社会では
苦労している方が多いのだろうと
感じています。
日曜日にご相談いただいた
人材コンサルタントBさんからも質問されました。
Bさん:「最後に質問ですが、私のように30代前半で3社経験というのは失敗が多過ぎませんか?」
私:「それぞれの会社の応募理由や退職理由を率直に伺いましたが、違和感はありませんでしたよ。」
Bさん:「それは具体的にどういう意味ですか?」
私:「Bさんのストーリーに納得できました。その時々、真剣に考えた上での失敗だと感じました。」
Bさん:「やっぱり、失敗ですかね?」
私:「いいえ、ごめんなさい。失敗だけでなく、成功や貴重なキャリアも積まれています。」
Bさん:「成功は過分な評価ですが、私なりに頑張って来ました。私のキャリアは本当に貴重ですか?」
私:「はい、貴重です。その証拠に、Bさんにご紹介したい企業が何社もありますよ。」
Bさん:「ありがとうございます。気持ちが明るくなりました。」
「つまづいたって
いいじゃないか
人間だもの」 みつを
合掌。