「アルムナイの前にやるべき事は?」
ここ数年
「アルムナイ」 という言葉が注目され
アルムナイ活動やアルムナイ採用に
注力している会社も
少なくないようです。
しかし、表面的な活動では
大した成果は上げられません。
「前職のアルムナイ会合に参加したら、懐かしかったなー」
「やっぱり、前職は良い会社だったなー」 とか、
退職した元社員の郷愁に訴えるような
表面的な活動では
中長期的に大きな成果は上がりません。
そんな表面的な仕掛けよりも大切なのは
「なぜ、社員は退職したのか?」
「退職した社員に共通する理由は何なのか?」
という原因を徹底的に追及して
それを表にさらして
「会社として、経営者として、心の底から反省し、改善に全力を尽くします!!」
と、宣言しリセットして出直す事です。
退職の意思表明をした社員に対して
下記のような、ひどい仕打ちをした事例が実在します。
それも、人材業界の有名企業です。
・過去のボーナスの30%を返金しろ。
・過去の管理職手当を返金しろ。
・転職先企業でのインターネットやSNSの利用を禁止する。
・社長室に1か月監禁する。
・退職金を払わない。
・退職交渉の会話を録音する。
・罰金、●千万円払え。
・同業他社に転職しないという、約束書類にサインしろ。
・独立起業しないという、約束書類にサインしろ。
・他の社員を誘わないという、約束書類にサインしろ。
退職した社員に対して
こんなに情けなく
ひどい仕打ちをしたのにも関わらず
今更、アルムナイなんて
笑うしかありません。
だいたい
「他人の転職をビジネスにして飯を食っている会社」 が
「自社の社員の転職は認めない」 というのは
矛盾していますよね。
各企業の社員に対する姿勢には
経営者の人格が現れます。
まさに 「経営者の人格」 そのものです。
簡単ではありませんが
「経営者の人格」 を
見抜く目を磨きましょう。
「人の世の幸不幸は
人と人とが
逢うことから
はじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。