「有給を全部使って入社してください」
日本のビジネスパーソンが
1か月も休める機会は
なかなかありません。
1か月以上休めるのは
転職するタイミングぐらいです。
従って
転職される皆さんには
「できるだけ円満退職して、有給休暇を全部使って、リフレッシュください!!」
と、申し上げています。
実際
ここ数年は
内定されてから
転職先企業に入社されるまでの期間が
長くなっています。
具体的には
10年前であれば
7月に内定された方が
転職先企業に入社されるのは
「9月1日」 というケースが多かったです。
7月中に現職との退職交渉をして
7月下旬から8月上旬に引継ぎをして
有給消化はせいぜい1~2週間程度で
9月1日に入社されるというような
忙しいケースがほとんどでした。
しかし、最近は
7月に内定された方が
転職先企業に入社される時期は
昔より1か月延びて
「10月1日」 というケースが多くなりました。
やはり、7月中に現職との退職交渉をして
7月下旬から8月上旬に引継ぎをして
8月下旬から9月末まで
残りの有給休暇をすべて消化して
「10月1日」 に入社されるというような
健康的なケースがほとんどです。
しかし、転職者側の変化だけではありません。
採用企業側にも大きな変化が見られます。
「早く入社してください!!」
と、昔のように急かさない会社が増えました。
「人材争奪戦」 が繰り広げられている今時
「早く入社してください!!」 と言って急かしたら
内定辞退される可能性もあります。
また、それ以上に
採用企業側の意識が変化しました。
「応募者の個別事情(ワークライフバランス)を尊重する」
という考え方です。
このような意識を持っている企業の経営者は
「既存社員の個別事情(ワークライフバランス)も尊重する」
という考え方を持っていますので
入社後も働きやすい会社が多いです。
弊社のクライアントX社様の社長さんも
自らも育児をされながら
プレイング社長として
会社を経営されています。
そんなX社様の社長さんは
「内定承諾の期限は切りません」
「入社日はいつでも結構です」
という、徹底した個人尊重の姿勢です。
内定された皆さんは
そんな社長さんの経営理念や
「懐の深い人間性」 に魅力を感じて
入社されています。
そして実際
入社後も働きやすいので
離職者もゼロです。
「人材争奪戦」 の採用市場の中で
勝ち抜く会社とは
X社様のように
「個人尊重の姿勢」 を
貫ける会社だと思います。
「そのときの出逢いが
人生を根底から
変えることがある
よき出逢いを」 みつを
合掌。