「先生と呼ばないで!!ただの相談員です」
昔は
キャリアアドバイザーとか
人材コンサンタルトとか
そんな仕事をしている人は
世の中にほとんどいませんでした。
当時、私たちは
カウンセリングなどできないのに
「カウンセラー」 という
勘違いな肩書の名刺を持っていました。
従って
何か特別な資格や経験を持った
「特殊な仕事ができる人間」 だと
勘違いされていたお客様も
多かったです。
実際、昔は
私たちプロパー社員以外の
キャリアアドバイザーの皆さんは
50~60代で
大企業の上級管理職経験者ばかりで
当時の私たちの親ぐらいの年齢でした。
そんな経歴で貫録がある
年配の人ばかりでしたので
登録者の方々に
「先生」 と呼ばれているケースも
少なくありませんでした。
当時は
そんな環境でもありましたので
私が初対面の登録者の方に
名刺をお渡しすると
下記のような事もありました。
登録者:「先生!! この度は何卒宜しくお願い致します!!」
私:「いやいや、私は先生ではありません。ただの相談員です。先生と呼ぶのは勘弁してください!!」
OJTの面談同席で
私の横に座っていた後輩が
「みんな、武谷さんが 『先生』 と呼ばれているのを聞いて、吹き出しそうだったよ!!」
と、言って爆笑していました。
私などは
ただの営業マンあがりで
特筆できる経歴も持たず
特別な資格を持っているわけでもないのに
「先生」 と呼ばれるのだけは
自分でも驚くほど恥ずかしく嫌でした。
私ではなく
お客様こそが 「先生」 です。
「われいがいみなわがし」 です。
「一生勉強
一生青春」 みつを
合掌。