「マネージャーを経験してみた方がいいでしょうか？」

弊社にご相談いただく

人材コンサンタルトの方々から

「一度はマネージャーを経験してみた方がいいでしょうか？」

というご質問を頻繁にお受けします。

ビジネスパーソンであれば

多くの人は

「一度はマネージャーになってみたい」

というのは自然な気持ちだと思います。

一度はマネージャーを経験してみないと

「自分に向いているかどうかもわからないだろう？」　とか

「自分の経歴に箔をつけるためにも、一度は経験した方がいいんじゃないか？」　とか

「いずれプレイヤーに戻るとしても、マネージャーを経験して納得の上、戻った方がいいのでは？」　とか

現実的に色々な気持ちがあると思います。

そこで、ダメダメマネージャーだった私自身の反省と

これまで多くのマネージャーの方々や

社長さん（経営者）と接してきた経験から

今、心から感じている結論は

「課長より社長を目指そう！！」

という事です。

課長や部長というような

半端な中間管理職ではなく

本当のマネジメントを経験したいのであれば

「組織のトップである社長を目指そう！！」

という事です。

「社長を目指す」　というぐらいの

事業創造に対する情熱

人と組織への深い関心

決意・勉強・努力・自覚・厳しさ・優しさ・決断力・実行力など

そんな全てを引き受ける覚悟がないと

本当のマネジメントを経験する事はできません。

「何となくマネージャーになりたい」　という事では

「一応、課長は経験した事はあります」　というレベルの

自信の無い話しかできないと感じています。

私が

昔のリクルートエイブリック（現：リクルートエージェント）で

部長をだったのは

その当時は、私でも部長になれた程度の会社だったという事です。

今のリクルートエージェントでは

とても部長にはなれません。

また、昔のＪＡＣジャパン（現：ＪＡＣリクルートメント）で

社長だったのは

その当時は、人材不足の会社だったという事です。

今のＪＡＣリクルートメントでは

とても社長にはなれません。

若い後輩たちの方が

遥かに優秀であり

勉強や努力もしますから

中途半端なマネージャーや社長は

簡単に追い抜かれます。

会社が成長し続けるためには

成長が止まった老兵は去り

優秀な若手がどんどん要職に抜擢されるという

「組織の新陳代謝」　が不可欠です。

従って

「半端な中間管理職を目指すより、志高く社長を目指せ！！」

「社長になっても、自己成長が止まったら、会社のために去れ！！」

という事です。

逆に

そんな覚悟がないのであれば

「無責任にマネージャーになるな！！」

「半端なマネージャーより、プロの人材コンサンタルトになれ！！」

という事です。

マネージャーという仕事は

社員の人生に大なり小なり

影響を及ぼす職務です。

転職理由として一番多いのも

「上司との人間関係」　です。

中途半端な覚悟では

やり遂げる事ができない仕事です。

「一生勉強

一生青春」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。