「人材コンサルタントは言葉が命」
名詞としては 「言葉遣い」
動詞としては 「言葉使い」
と、漢字を使い分けるそうです。
しかし
「言葉の使い方」 というのは
つくづく難しいものです。
めちゃくちゃ微妙で
対応に困る時ってありますよね。
例えば
X社様という人材紹介会社に
応募されたAさんに
めでたく内定が出た場合の会話です。
私:「Aさん、この度は内定おめでとうございます!!」
Aさん:「ありがとうございます。」
私:「ところで、X社様に対するお気持ちはいかがでしょうか?」
Aさん:①「検討させていただきます。」
Aさん:②「今のところは前向きです。」
Aさん:③「前向きに検討します。」
Aさん:④「妻とも相談して、回答させていただきます。」
Aさん:⑤「前向きです。一応、土日お時間をいただき、週明けに回答させていただきます。」
Aさん:⑥「もちろん、お世話になります!!」
上記⑥のような
ストレートで淀みない返答であれば楽ですが
そうではない場合も多いので
大変悩ましいです。
「どうして即答で内定受諾しないの?」
なんていう聞き方は失礼ですから
一般的には
「何か懸念点はありますか?」 とか
「他にも志望度の高い会社がありますか?」 とか
「ご家族はご心配されていますか?」 とか
そんな質問をしますよね。
そんな質問に対して
本音で率直にご回答いただければ
何らか対処の仕方もあるかもしれませんし
「そんな事情であれば仕方ないですね」 と
あきらめる事もできるでしょう。
ただ
「本音で率直なコミュニケーション」
が取れるケースばかりではありませんよね。
そこの所の
「本音で率直なコミュニケーション」
が取れるような人間関係と申しますか
信頼関係をつくれるかどうか? という点において
人材コンサンタルトの力量が問われますよね。
そして、その 「信頼関係」 をつくるためにも
「言葉遣い」 「言葉使い」 が大切であって
まさに
「人材コンサルタントの仕事は言葉が命」
という事になります。
相手の立場や気持ちを想像しながら
言葉を大切に丁寧に
使う事ができる方が
人材コンサルタント適性が高い
のだろうと考えています。
私は未熟者で
元来ストレート過ぎて苦手ですから
何年やっても
永遠の課題だと実感しています。
いつまでも難しいです。
「いちずに一本道
いちずに一ッ事」 みつを
合掌。