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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「少数が精鋭をつくる」

「少数が精鋭をつくる」

「少数精鋭」 という意味を

誤解している方も

いらっしゃるでしょう。

「少数精鋭」 とは

「精鋭を選びぬいて少数集める」

という意味ではありません。

お取引先の人材紹介会社の

複数の社長さんからも

見事に同じようなお話を伺います。

社長:「創業時は、どんどん採用して人を増やしたんですよ。」

私:「へー、何人ぐらいの組織にしたんですか?」

社長:「すぐに30人ぐらいになりました。」

私:「すぐに30人とは、社長は度胸がありますね。」

社長:「いやいや、それが失敗でした。」

私:「失敗とは?」

社長:「みんな、仕事ができるだろうと思って採用したんですが、意外とそうでもなかったんです。」

私:「それは業績が上がらなかったという事ですか?」

社長:「結果としてはそうですが、それ以前に、仕事の品質を担保できなくなりました。」

私:「会社としてのサービス品質が下がってしまったと?」

社長:「そうですね。お客様からもお叱りをいただくなど、申し訳ない事をしてしまいました。」

私:「それで、社長はどうされたんですか?」

社長:「一旦、企業規模を縮小して出直しました。当時の社員にも申し訳なかったです。」

私:「それで、今のように慎重に採用され、育成するようになったんですね?」

社長:「そうです。数よりも質を重視しないと生き残れません。我々はサービス品質で勝負ですから。」

私:「まさに、少数精鋭ですね?」

社長:「はい、少数が精鋭をつくるのです。」

という事でした。

この会話のように

「少数精鋭」 とは

「少数だからこそ精鋭集団になる」

という意味ですね。

こんな貴重なお話は

実際に経営者(社長)として

人を採用して

マネジメントをしてみないとわからない

含蓄のある言葉だと思います。

社長さんの実体験のお話は

いつも大変勉強になります。

「間口をひろげると

奥行は浅くなる」                                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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