「今週は何人の社長に会った?」
いきなり
上司から
「今週は何人の社長に会った?」
と質問されたら
「あわわわ、いきなりそんな事を聞かれても・・・」
となりますよね。
しかし
「今週は何人の社長に会った?」
という質問を
毎週、上司がメンバーにしている
人材紹介会社があります。
ハイクラスやエグゼクティブ専門のX社様の営業方針は
「細かいKPIはどうでもいい。
そんな事よりも、多くの社長(経営者)に会う事が大切だ。
社長に会わなければ、
エグゼクティブ案件を獲得できないからだ。」
という事です。
そこで、現場の人材コンサルタントからは
「そんな事を言われても、どうやったら社長に会えるの?」
という疑問や質問が出ます。
上司:「どうやったら会えるのかを考えるのは貴方の仕事だ。考えなさい。」
メンバー:「えー、そんな事を言われても・・・。」
上司:「社長という動物の生態を考えろ。どんな事に関心があって、どんな時間に、どこにいるか?」
メンバー:「なるほど、社長という動物として思考や行動パターンを研究すればいいんですね?」
上司:「そういう事です。社長も貴方も同じ人間で動物です。ビビらずにアプローチしてください。」
メンバー:「確かに同じ動物ですね。やってみます!!」
昭和の会社みたいな会話ですが
今でもこんな事を実践している会社があります。
そんなエグゼクティブサーチファームの
優秀なコンサンタルトAさんが
語っていました。
私:「毎週、数多くの社長に会うという目標は大変でしょう?」
Aさん:「はい、本当に大変で、最初の1年はきつかったです。」
私:「今はどうですか?」
Aさん:「スッカリ慣れました。ビビらなくなりましたし、話題にも困らなくなりました。」
私:「それは凄いスキルアップだと思いますが、秘訣は何でしょうか?」
Aさん:「原始的ですが、やはり最初は『量稽古』で、件数をこなす事が大切ですね。」
私:「へー、件数をこなせばスキルアップしますか?」
Aさん:「不思議ですが、場数を踏むという事は、理屈を超えて大切だと実感しました。」
私:「勉強になります。本日は、ありがとうございました。」
「量稽古」 とは
体育会系と申しますか
昭和時代のマネジメントのようですね。
ただ、Aさんから
貴重なお話を伺って
「習うより慣れろ」 という
言葉を思い出しました。
原点回帰で
「量稽古」 は
バカにできませんね。
実は皆さんも
日々の仕事において
自然と 「量稽古」 されていると思います。
「いまから
ここから」 みつを
合掌。