「どんどん採用するけど、どんどん辞める」
人材紹介会社の中には
「どんどん採用するけど、どんどん辞める」
というような企業も少なくありません。
私はこのような企業を
「トンネル会社」
と呼んでいます。
そして
多くの社員が辞めるには
それなりの理由があります。
その主な理由としては
1 そもそも経営者が、社員が辞めてもいいと思って採用している。
2 経営者の社員に対する愛情が足りない。社員の名前も覚えていない。
3 経営者のマネジメントが下手。経験やスキル不足。
4 社員に対する要望は高いが、給料は低い。
という事で、社員がどんどん辞めるのは
基本的に経営者の責任です。
個人的には
「どんどん採用するけど、どんどん辞める」
というような会社に
人材をご紹介しても意味がないと考えていますので
価値観が合わない企業とはお取引しません。
この仕事の基本は
「良いクライアントに良いキャンディデートを」
という姿勢です。
何でもかんでも紹介してはいけません。
人材コンサルタントとしては
ちゃんと選別してご紹介しないといけません。
良い企業に絞って
良い人材をご紹介して
「企業よし。人材よし。自社もよし。」
という 「三方よし」 を目指したいです。
ここでまた先人の教えに学びましょう。
「社長という人種は、社員に低い給料しか与えていないのに、
社員の能力に過大な期待を持ちすぎるものである。」 一倉 定
・「一人一人が経営者」。私はこういう言葉がきらいである。
このようなことを社員に要求する方が間違っているからである。
だから、こういう会社は、必ず業績不振である。
いったい社員にいくらの給料を与えているのか、と問いたい。
ろくな給料もださずに、経営者の姿勢を要求するとは何事であるか。
こういうのを搾取型社長という。
社員にそんな給料を与えていないのなら、
給料なみの仕事以上を望むのは明らかに間違っている。
そのくせ、社長自身は、社長の仕事を何もやっていないのだ。
厳しいですが
社員がどんどん辞めるのは
経営者の責任です。
皆さんの会社はいかがでしょうか?
「いいことは
おかげさま
わるいことは
身から出たさび」 みつを
合掌。