「目標達成には採用計画達成が最重要だ」
先日
大手人材紹介会社X社様の
営業部長Aさんと打合せしました。
私:「Aさんは、営業部長と兼務で採用の責任者になったんですね?」
Aさん:「そうなんです。人事もちゃんといるのですが、社長からお前もやれと言われまして(笑)。」
私:「これまで以上に忙しくなって大変ですね。」
Aさん:「人事は不特定多数の候補者を紹介してくる人材紹介会社を担当しているので大変です。」
私:「御社は採用職種も多いですし、人事の方は大変ですね。」
Aさん:「そうなんです。人事は忙しく混乱して大変そうです。」
私:「そこでAさんの出番なんですね?」
Aさん:「はい、人材紹介事業部の採用に関しては、私が取りまとめる事になりました。」
私:「私もAさんに直接担当していただいた方が助かります。」
Aさん:「ただ、ずーっと現場部門長と直でやっているのは武谷さんだけです。」
私:「それは大変ありがとうございます。」
Aさん:「武谷さんから紹介された方の内定率は80%を超えていますから。」
私:「ありがとうございます。御社の丁寧なご対応・ご選考のおかげです。」
Aさん:「中期計画達成のためには採用が最重要ですから、今後も宜しくお願い致します。」
私:「承知致しました。こちらこそ、宜しくお願い致します。」
「人材コンサルタントの採用目標を達成しなければ経営計画も達成できない」
という事は、頻繁にお伺いするお話です。
一方で
「単に人数を増やすよりも、一人当たりの生産性を上げればいいじゃないか?」
という考え方も理想的ですし共感します。
ただ、規模拡大を目指す人材紹介会社としては
一人当たりの生産性を上げて
毎年高成長を継続する事は
非常に難しいという現実があります。
(簡単に生産性が上がらない理由)
1 1500万円プレイヤーが、翌年4000万円プレイヤーになるケースは少ない。
2 ハイパフォーマーほど転職したり独立起業したりして流出してしまう。
3 逆に、ローパフォーマーは辞めない。
4 労働集約産業なので、規模拡大のためには、プレイヤーの増員が欠かせない。
「人材紹介業界はこのままでいいのか?」
という疑問もあるのですが
リーマンショック以後の2010年から
10年以上も市場規模が拡大している業界なので
採用活動にもブレーキがかかっていません。
しかし最近
中国経済の成長鈍化や
米国IT業界大手の採用がフリーズになるなど
久しぶりにリセッションの兆候が出ています。
「来年は不景気になる」
という見解を頻繁に目にします。
一方、来年は兎年ですね。
卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。
また、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を
象徴するものとして親しまれてきました。
他にも「植物の成長」という意味もあり、
新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。
経済環境はどうであれ
悲観的にならず
我々ができる努力を継続して
良い年にしましょう。
「しあわせはいつも
自分のこころがきめる」 みつを
合掌。