「上司の部下に対する過干渉」
ご相談にお越しになる方々の中には
「上司のマイクロマネジメントが嫌で転職を考えています」
とおっしゃる人材コンサルタントも少なくありません。
果たして、マイクロマネジメントとはどういう意味でしょうか?
『マイクロマネジメントとは、
管理者である上司が部下の業務に強い監督・干渉を行うことで、
一般には否定的な意味で用いられる。
マイクロマネジメントを行う管理者は、業務のあらゆる手順を監督し、
意志決定の一切を部下に任せない。
部下の立場から見れば、
上司がマイクロマネジメントを行っていると感じられることは多いが、
上司がそのことを自覚することは稀であるとされる。』
簡単に言うと
例えば、毎日の非常に細かいKPI管理に代表される
「上司の部下に対する過干渉」
を指しているようです。
しかし、上司としては
「みんな、とにかく頑張って目標達成してね。よろしく。」
と言っているだけでは
「ノンマメジメント」 と言われてしまいます。
そもそも上司の役割は
組織の業績目標を達成させる事ですから
そのためにも
メンバー個々人の目標達成が不可欠ですから
メンバー個々人の目標達成をサポートする役割を担っています。
従って
上司としては
「自分がどのようにメンバーに関われば
メンバーのパフォーマンスが向上するのか?
そのためには、具体的にどの点をサポートすれば良いのか?」
という事を考えて実行しなければいけません。
それもメンバー個々人の力量や特性に応じて
「Aさんには、ここまで任せても大丈夫だから、ここだけ関わるようにしよう」 とか
「Bさんは、まだ入社間もないから、もう少し細かい所までサポートする必要がある」 とか
「メンバー個々人に任せる仕事」 と
「上司としてサポートすべき仕事」 との
切り分けが必要です。
そうすれば
全てのメンバーに細かく口を出して
「マイクロマネジメントはやめてください!!」
と言われる事も少なくなると思います。
まー、マイクロマネジメントは労力がかかるので
上司もメンバーもお互い疲れますよね。
それが理由で離職してしまうメンバーも多いので
メリハリつけて
ほどほどにしましょう。
「張りすぎてもだめ
たるんでもだめ
ちょうどいいあんばいが
一番いい」 みつを
合掌。