「なぜ、志向に合わない会社を選ぶの？」

折角、ご相談にお越しになった方に

失敗してほしくないですよね。

従って

入社されても失敗する可能性が高いと考えられるケースは

はっきりと申し上げます。

「その会社は、貴方の志向とは違うので選ばない方が賢明です」　と。

例えば、よくある例ですが

「アナログな感性を活かして

人間的な人材紹介をしたい」

と言う人材コンサルタントの方が

大変数多く存在しています。

そのような人材コンサルタントが

「ＡIマッチング」　を推進している会社に転職しても

「こんなはずじゃなかった！！」

という話になります。

わかりやすい例を挙げますと

大手人材紹介会社は

就職市場や転職市場において

ＡI化や仕組み化を推進し

コンサルタント個人の力量差を極力小さくする。　（⇒　これが実現すれば良い事だと思います）

その結果

より大きな市場シェアを獲得し

より大きな利益を上げ

その利益をＭ＆Ａや新規事業や新たなシステムに再投資して

更に大きな利益を回収するという方針です。

事業会社として崇高な理念も掲げつつ

投資会社的な側面も持っています。

上場などしたら

益々投資回収に拍車がかかります。

数多くのステークホルダーがいますから当り前です。

一方で、社員の中には

純粋に人材紹介が好きな人も数多く存在しています。

私もそういう人たちが好きで

揺らぎない信念を持って働いている姿勢や態度に共感します。

ただ、世界経済を支配しているのは

「マネー」　ですから

あまりセンチメンタルな事ばかり言っていると

競争に負けてしまいます。

負けてしまうと

理念や大義も果たせませんし

赤字になると

社員も生きて行けません。

数多くのステークホルダーにもご迷惑をおかけします。

常に高い生産性を追い求めなければいけない立場にあります。

だから最後は

「経営方針」　と　「自分の人生」　と　「顧客満足」　とのバランスを

どのように取るか？

本気で　「顧客満足」　を考えて

信頼されるような提案ができるか？

「クライアントとキャンディデートが成功する事」　

を最優先して貫けるか？

それがエージェントとしての使命ですね。

「効率的に儲けよう」　

という姿勢が強すぎると

単なる　「人身売買」　になってしまいますから

気をつけないといけません。

色々な経験をして痛い目にも合わないと

この辺のバランスが取れない面もあります。

熟成するには時間もかかります。

「かねもできました

家もできました

時間のゆとりもできました

さてこれからは

人間らしい生き方をと

自分自身を

ふりかえる頃は

たいてい

墓場の中だ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。