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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「採用成功のために情報開示を促進せよ」

「採用成功のために情報開示を促進せよ」

・PR( public relations )

官庁・団体・企業などが、みずからの望ましいイメージおよびその施策や事業内容・主義主張など

について多くの人々に知らせて理解や協力を求める組織的活動。

・IR( investor relations )

投資家向け広報活動。個人株主、機関投資家向けのディスクロジャー(情報開示)により

さらに踏み込んだ形の詳しい情報を公開し、企業と株主間の理解を深めるのが目的。

・CR( candidates relations )

採用候補者向け広報活動。就職・転職希望者向けのディスクロジャー(情報開示)により

さらに踏み込んだ形の詳しい情報を公開し、企業と採用候補者間の理解を深めるのが目的。

上記の 「CR」 は

私の勝手な造語でもっと適切な英語があると思いますが

ご存知のPRやIRが必要ならば

採用成功のためには

CR( candidates relations )も

企業にとって大いに必要だと考えます。

IRでは素晴らしく利益率が高く

投資家からは評判の良い会社でも

働いている社員にとっては

あまり良い会社ではなく

大変離職率が高い会社も多数あります。

この逆もあって

IR的観点からはあまり魅力的ではないけれど

なぜか社員は楽しげで離職率が低い会社もあります。

IR的な売上・利益・成長率・財務状況・経営目標・経営課題・課題解決戦略などを

ディスクローズするのは大前提とした上で

採用企業としては

就職・転職希望者に対して

下記のような詳細な情報をディスクローズするべきだと考えています。

例えばですが

・平均年齢

・LGBTQなどSDGsに対する姿勢・取り組み

・中途採用比率

・社員の学歴(主な採用実績大学)

・平均年収

・平均労働時間

・平均休日取得日数(年間)

・リモートワークへの取り組み

・平均(最短)昇進昇格年数(課長・部長・取締役・社長)

・役職別平均年収

・役職者に占める女性比率

・役職者に占める中途比率

・産休・育休取得率

・離職率

・離職理由

・平均在籍年数

・社員満足度調査のスコア(統一されたES指標に基づくもの)

・社員の主な転職先企業

・労働組合との関係

・過労死者の有無

・メンタルケアの状況

・社内飲み会の平均回数

・社内結婚比率

その他諸々・・・・・。

上記のような指標が統一されて

全ての求人企業がディスクローズする状態が理想ですが

既に少しずつ進み始めていますね。

従って、IRと同様で

ディスクロージャーが進んだ会社ほど

就職・転職希望者からの人気や信頼度が向上し

優秀な人材を採用できるようになる。

逆に、ディスクロージャーが進まない会社は

「何か隠したい事が多いのだろう?」

ということになり

応募者が減り優秀な人材も採用できなくなる。

このCR活動の促進は、人材紹介業界の一つの使命です。

しかし、最終的に全ての会社のディスクロジャーが進んだら

我々、人材コンサルタントの介在価値が減るかもしれません。

しかし、ディクローズされたデータだけでは全て判断できません。

更に

・優良求人を開拓する機能

・適任者をサーチする機能

・応募意欲を喚起する機能

・採用・応募活動に対するアドバイス機能

・選考進捗促進機能

・条件調整機能

などは必要な機能として残ります。

従って、人材コンサルタントの需要は簡単に減少しません。

「花はつねに

あたらしい枝に咲き 

あたらしい枝はかならず

ふるい幹から出る」                         みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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