「ブランディングこそ重要」
最近は
ビズリーチやリクルートダイレクトのようなスカウトサイトにも
「おー、凄い!!」 というような人がいますよね。
実際、スカウトサイトを利用して
業績を上げている人材紹介会社は数多くありますし
結果として良いサービスを
クライアントやキャンディデートに提供できればいいと思います。
自力で優秀な人材をたくさん集めるのは大変です。
ただ、人材紹介会社の中には
毎月数百人から数千人の登録者を
自力で集めている会社もあります。
会社のブランド力を高めて
特定の業界や職種の人たちに認知されて
集客を成功させている会社があります。
一方で
会社名のブランディングではなく
独自サイトのブランド力を高める事によって
集客を成功させている会社もありますね。
あえて社名を前面には出さず
「MRの転職ならお任せください」 とか
「●●地方の転職ならお任せください」 とか
「●●社への転職ならお任せください」 とか
自社の社名を出すより
職種や勤務地や人気企業の社名の方が刺さりやすいわけですね。
このように色々なアイディアが生まれる事は大いに結構です。
集客は生命線ですからね。
しかし、本格的なサーチファームやヘッドハンティング会社に言わせると
「そんなのはアマチュアのやり方だ」
と、上から言われる事があります。
「スカウトサイトでも
幸運で当たる事もあるかもしれないけれど
たまたまではダメなんだよ。
やっぱり、本格的なサーチでないと
クライアントが満足する人材を
ご紹介することはできない。
サーチができるエージェントがプロであって
スカウトサイトに頼っている人はアマチュアだ。」
と、豪語される社長さんもいます。
まあまあおっしゃりたい気持ちはわかりますが
色々なやり方があってもいいじゃないですか。
例えば以前
マクドナルドからベネッセに転職された原田会長のケースがあります。
この人事にも賛否両論あるようですが
例えば、この原田会長がビズリーチに登録して転職したとしたら
ぶっ飛びますよね。
「原田会長からスカウトメールに返信があったぞ!!」
さすがにあり得ないでしょう。
このような超ハイエンド領域は
やはりエグゼクティブサーチファームの仕事ですね。
しかし、サーチファームに依頼して採用したから必ず成功するとか
登録型の人材紹介会社に依頼して採用したから失敗するとか
そんな決めつけられるものではありません。
エグゼクティブ、管理職、スペシャリスト
若手ビジネスパーソン、新卒・既卒など
人材紹介会社は各々の強みを明確にして
「穴は深く掘れ。直径は自ずから広がる。」
ですね。
穴を深く掘る事こそが
ブランディングにつながります。
「梅の木に梅の実
柿の木に柿の実
それでよいのです」 みつを
合掌。