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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「リスクテイクしない社長に激怒」

「リスクテイクしない社長に激怒」

以前、経営相談に来られた社長のビジネスプランを解釈すると

「そんな楽な商売があったら、誰でもやりますよ。」

というものだった。

30~40代の女性人材コンサルタントを集め

フルコミッションで業務委託契約し

自由に人材紹介の仕事をしてもらう。

会社で人材紹介業の認可は取ったので

外向きには正社員の人材コンサルタントとして名刺を持ってもらう。

そして、成約して入金があったら

会社とコンサルタントで50%ずつシェアする。

出社の義務はない。

ミーティングもない。

マネジメントや教育もできない。

むしろ、スキルの高いコンサルタントに同行させてもらって

人材紹介業のノウハウを教えてもらいたい。

社長自身、限りなく素人なのだ。

更に私に

「即戦力の女性人材コンサルタントを紹介してほしい」 

とおっしゃる。

私:「コンサルタントを紹介する以前の問題で

貴方が考えているようなビジネスモデルが成功するわけがないです。

  そもそもフルコミッション(業務委託)は厳密には違法です。

  それはともかく、自分で稼げる人材コンサルタントが

何もメリットを与えてくれない貴方の会社に

  なぜ売上の50%も払う必要があるんですか?

  貴方のWINばかりで、コンサルタントのWINは無いじゃないですか?

  それだったら、コンサルタントは自分で会社を作った方がいいですよね。

  社長はリスクテイクせず、売上だけ半分よこせ。

そんな手前勝手なビジネスが成り立つとは思えないし

自分の手を汚さずにもうけようという考え方が嫌いです。

  今や人材紹介業というのは、そんな甘い商売じゃないですよ。」

このように話したら、顔色を変えて帰られました。

悪い人ではないのですが

あまりに人材紹介業を簡単に考えたビジネスプランで

成功率0%だと判断したので

ガツンと言った方が

ご本人のためだと思いました。

今後も人材紹介業界の人にアポイントを取って話を聞くそうですが

無駄な事は止めた方がいいです。

どなたか女性の人材コンサルタントの方で

「そんな会社でも応募したい!!」 

という奇特な方がいらっしゃれば

お問い合わせください。

GWも面談と会食をしています。

普通の週でも、土日は毎週面談が入っています。

私の場合は、人材紹介が天職ですから

休日は必要ありません。

皆さんは、GWで大いにリフレッシュしてください。

「ひとつの事でも 

 なかなか思うようには

 ならぬものです 

 だからわたしは 

 ひとつの事を

 一生けんめい

 やっているのです」                みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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