「群れずに自立しよう」
自立して生きている人間と
そうでない人間とでは
様々な部分で言動が分かれる。
別に独立起業しているから自立しているとは限らないし
逆にサラリーマンでも自立している人は数多くいる。
個人の生き方、自分に対する厳しさの問題だ。
以前、同業者の会合で初めて知り合う人たちと、次々に名刺交換していた。
その中で、3人で群れている人たちがいたので
近づいてネームプレートを見たら
皆さん同じ大手人材会社の社員だった。
30代半ばから後半ぐらい。
私より一回りぐらい年下だと見た。
私は貫禄がないのと
実年齢よりかなり若く見えるので
初対面では軽んじられる事が少なくない。
私はそれを逆用して
相手の反応を見させていただいている。
「はじめまして。
プロフェッショナル・サーチの武谷(たけや)と申します。
人材ビジネスに特化したエージェントという変な仕事をしております。
何卒宜しくお願い致します。」
と言って、腰を深く折り曲げて
できるだけ相手の方より低い姿勢でご挨拶する。
初対面の方への尊敬の気持ちを込めて。
それに対して
ご丁寧に挨拶される人も多いが
そうでない人も当然いる。
そして、この大手人材会社の3人の皆さんは
尊大で後者の対応だった。
3人:「へー、変わった事やってますね。
そんな仕事、もうかりますか?」
私:「その通り、全然もうかりませんよ。」
3人の社員:「そうだろーね。」
私:「ところで、御社のA君は最近元気ですか?」
3人の社員:「は? A君って・・・、A専務のことですか?」
私:「そうそう。それから社長のBさんもお変わりありませんか?」
3人の社員:「はい。元気にしておりますが、A専務とはどのようなご関係ですか?」
私:「昔、私はA君の出来の悪い上司でした。」
私もイジワルな人間だ。
ここで3人の皆さんの態度は急変する。
3人の社員:「いや、そうでしたか?
大変失礼致しました。
あらためまして、私は、●●と申します。」
このように急に平身低頭となり
2~3分前までの尊大な態度は消え失せる。
ただ、急に態度を変えても遅い。
「北斗の拳」ではないが 「お前はもう死んでいる」 だ。
同じ会社の社員同士で群れる。
企業規模が自分の実力と勘違いしている。
ヒエラルキーに弱い。
個人的には
このような人々を 「リーマンブラザース」 と呼んでいる。
自立した人の行動パターンとは全く逆だ。
「群れない」
「企業規模や知名度ではなく自分に実力をつける事に関心がある」
「ヒエラルキーに対する関心が薄い」
このようなタイプが自立している人だ。
みなさん、明日からゴールデンウイークですが
大いにリフレッシュしてください。
私は、毎日、面談と会食が入っています。
「そのときの出逢いが
人生を根底から変えることがある
よき出逢いを」 みつを
合掌。