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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「クイックの川口社長に怒られた」

「クイックの川口社長に怒られた」

今日は4月1日。

新人の入社日ですから

私の駆け出し時代のクレーム話を書きます。

注:全て実話です。

私は九州の田舎出身で

学生時代は肉体労働バイトばかりしていました。

ビジネスとか商売とか言うものを全く知りませんでした。

そのため、新人時代は

お客様(求人企業)とのトラブルも絶えませんでした。

ちょっと書き尽くせないほどトラブルやクレームが多く

周囲の社員からも驚かれるような

常識ハズレな事をやっていました。

それなのに

「俺は悪くない。

悪いのは約束を守らない客だ。」

と、自分の非を認めませんでした。

例えば

ある会社の取締役人事部長が

「月末の役員会で決済を取って返事をするよ。」

とおっしゃったので

約束通り、月末31日に電話しました。

私:「お世話になっております。

   お約束の月末ですので

今からお申込書をいただきに伺います。」

人事部長:「いやー、今日の役員会は議題が多くて

君の案件は決済できなかったよ。」

私:「なんですと?

ちょっと部長、約束が違うじゃないですか?

   月末には決済すると言ったでしょう!!」

人事部長:「だから、議題が多かったと言ってるだろう!!」

私:「議題が多かろうが少なかろうが関係ないですよ。

貴方は男でしょう? 

男と男の約束じゃないですか!!」

人事部長:「何をわけのわからん事を言ってるんだ?

こっちは客だぞ!!」

私:「客の前に人間同士じゃないですか?

   男と男の約束を破るんですか!!」

人事部長:「なにー!! 

お前じゃ話にならん。

       もう二度と電話してくるな!!」

こんな感じです。

そして、帰社した私を待っていたかのように

当時、リクルートの敏腕営業所長だった

現:クイック様の川口社長から

お叱りのお電話をいただきました。

川口さん:「お前が武谷(たけや)か?

お前、○○○社の取締役に何をした!!」

私:「はー、特に何も。

ただ、先方が男と男の約束を破ったので怒りました。」

川口さん:「このバカヤロー!! 

ビジネスの世界ではお客さんが偉いんだ。

あの会社、リクルートと何千万円の取引があるのか知ってるのか?」

私:「そんな事は関係ないでしょう。

約束を破る方が悪いんです。」

川口さん:「なんだと!! 

お前なんかじゃ話にならん。

お前の上司は誰だ?」

私:「Uさんです。」

川口さん:「早く電話をUさんに替われ!!」

こんな展開です。

ただ、新人時代の上司(Uさん)が素晴らしい人格者で

大変面倒見の良い方だったので救われました。

他の上司だったら入社後半年以内に辞めていました。

と言うより、私はとっくにクビになっていました。

川口さん:「Uさん、一体、武谷にどういう教育をしとるんですか?」

上司:「ごめんね。

田舎から出て来た新人だから。

悪いけど何とか治めてくれない。

ごめん、ごめん。(笑)」

私:「Uさん、申し訳ありません。」

上司:「これぐらいの事で気にするな。

気にしないでどんどんやれ。」

人生最初の上司が

大物で感謝しかありません。

それぐらい最初の上司の存在は大きなものです。

Uさん、今でも感謝しております。

実際、その後

川口さんが人事部長の怒りを治めていただき

何とか受注する事ができました。

その後、何人もの方が入社され

何回もリピートオーダーをいただきました。

何だかんだ言っても

川口さんも 「新人らしい未熟者の暴走だな」 と

ご理解いただいていたようです。

さすがの、川口さんに感謝です。

誠にありがとうございました。

川口さんには、その後も大変お世話になっております。

「おかげさん」   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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