ホーム > 社長ブログ > 「他人と自分を比較するな」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「他人と自分を比較するな」

「他人と自分を比較するな」

17年前

独立起業したばかりの頃

偶然、地下鉄の電車の中で

昔の後輩に会いました。

後輩:「武谷さん、ご無沙汰です。元気ですか?」

私:「おー、久しぶり!!

独立起業して頑張っているらしいね?」

後輩:「いやいや、一人でコツコツやっているだけです。」

私:「でも、ちゃんと食えているのは立派だよ。

俺も遅まきながら独立起業するんだけど

何か大切にしている事はある?」

後輩:「うーん、他人と自分を比べない事ですかね。

自分が信じた事を愚直にやり続ける。

その事だけは忘れずにやっています。」

リクルート時代は苦労していた後輩の言葉だけに

とても説得力があって

今でも鮮明に心に残っています。

とても有難いアドバイスでした。

誰にでも不遇な時はあるでしょう。

順調に出世しているように見える人でも

一度や二度は悔しい思いをした経験があるはずです。

このような不遇な時をどのように過ごすか?

その過ごし方次第で人生が大きく変わると思います。

こんな時、環境や上司のせいにしてしまうと何も進歩しません。

性格の悪い人間に成り下がるだけです。

一般的に 「他責」 って言われますよね。

「俺はこんな日陰の部署に配属されて

毎日新規の飛び込み営業しているのに

他の同期の奴らは

先輩から良いクライアントを引き継いで

楽に業績上げていいなー」

私もこのように思った事もあります。

実際の人事考課でも

平均未満の低い評点を付けられました。

しかし、こんな時は他人と自分を比較しない事ですね。

自分自身が成長するしか抜け道はありません。

周囲を見渡すと

凄い先輩や上司が一人ぐらいいるものです。

私の場合は幸運にも

そんな凄いと思える人が周囲に複数いました。

その人たちと比べると

自分はナハクソみたいなレベルなんです。

それなのに自分は不運だとか

同期より評点が低いとか

どうでもいい話です。

早く自分自身が人から凄いと言われるようにならないと駄目だと思いました。

他人との相対評価を捨て

自分の中での絶対評価に物差しを変えました。

物差しを変えさせてくれるほど

立派な先輩がいた事に今でも感謝しています。

「そんな立派な先輩は私の周囲にはいないよ」 と言う人もいるでしょう。

そういう人は、社外に立派な先輩を求めてください。

この人材紹介業界には

凄い人材コンサルタントがたくさんいます。

自分が持っていないものを

持っている人がたくさんいます。

そのような人に追いつき追い越せるようになろうと

考え方を切り替えることができれば

不遇な時を生きている皆さんの人生も変わると思います。

「相対評価から絶対評価へ」 

「他人と比べる自分から、より高次元を目指す自分へ」

相対評価の世の中だからこそ

自分の物差しが必要なんだと思います。

そして、不遇でも腐らず努力している時は一番実力が身に付きます。

ただ、実際に成果となって花が咲くのは

早くても半年後、1年後です。

成果が出ると

以前は冷たかった人たちが急にちやほやしてきたりします。

そんな時は、心の中で 

「目先の成果しか見ないバカどもが!!」 

と叫んで笑いましょう。

皆さん、3月31日、期末最終日です。

今期も大変お疲れ様でした。

「厳冬

樹木が余分なものを捨てる季節

樹木が孤独に輝く季節

樹木が黙って根を張る季節

そして一年の中で

樹木が最も充実する季節」                                みつを

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ