「ブラックエージェントをぶっ潰せ」
汚職によってドロップアウトしていった人事管理職を
過去、何人も見てきた。
ギャンブルなのか?
キャバクラ通いなのか?
わからないが
お金に困って汚職に手を染める。
お金に困って
個人的に仲良くしているエージェント(人材紹介会社)に話を持ちかける。
人事:「お前から紹介される人は
俺が全部内定させる。
その代わり
うちの会社がお前に支払う
成功報酬の50%を俺にキックバックしろ。」
例えば、成功報酬が200万円であれば
100万円をキックバックしろというわけだ。
これは、自分の会社のお金を
人材紹介会社を迂回させて
自分のポッケに入れてしまうわけだから
立派な犯罪であり
横領とか背任罪にあたると思う。
しかし
こんな話に乗ってしまうエージェント(人材紹介会社)もあるわけで
これも立派な共犯者だ。
例えば、成功報酬200万円が銀行口座に振り込まれると
半分の100万円を引き出して人事に手渡しする。
銀行口座に振り込むと足がつくので
やばいお金は手渡しが原則だ。
もちろん、領収書など証拠になるものは一切作成しない。
こんな事をやっている人事や人材紹介会社もあるし
社名も知っている。
その人材紹介会社の社長を
同業者が集まるパーティーで見たこともある。
悪い奴(詐欺師)ほど紳士面しているからおもしろい。
その場で友人・知人たちには
「あいつが悪徳社長だから付き合うなよ」 と教えた。
今後も知人に聞かれたら、社名も教える。
この社長にだまされ入社したけど
すぐに辞めたコンサルタントの方も複数人知っている。
会社が社会保険にも加入していなかったことが
入社して数か月後にわかって大変だ。
給与明細すらなく
内定時に提示された月給よりも低い。
規模が大きな人材紹介会社には
このような話は持ち込まれない。
コンプライアンスが厳しいし
大きな人材紹介会社では
経営者が直接クライアントを担当しているケースは少ないので
話の持ちかけようがない。
平社員のコンサルタントに頼んでも
会社のお金は経理のコントロール下にあるので実行不可能だ。
その点、少人数でやっているエージェント(人材紹介会社)の経営者には
話を持ちかけやすいので要注意だ。
どんなに困っても越えてはいけない一線がある。
これは業界全体の是非に関わる問題なので見逃せない。
だいたい内部告発で発覚するから
社員を大切にしない経営者が刺されるのだ。
身に覚えがある奴は首を洗って待ってろ。
「天網恢恢疎にして漏らさず」 老子
「にんげん
我欲のかたまり
にんげんのわたし」 みつを
合掌。