「転職してリベンジ達成」
同じ人材紹介会社でも
経営者や経営方針、社風が全く違う。
だから、X社にはフィットしなかったが
Y社に転職したら見違えるように活躍している
というような人材コンサルタントも多い。
先日転職したAさんから、下記のようなメールをもらった。
「お久しぶりです。
おかげさまで理想的な環境でやらせていただいています。
武谷さんの助言、ご紹介があってこその今だと痛感しております。
大変感謝しております。
今後も人生の先輩としてご指導ご鞭撻いただけますと
大変、大変、ありがたく思います。
当方、人材紹介業を究める所存でおりますゆえ、
手加減なしでお願いできますと幸いです。」
こんなメールをいただき、嬉しすぎる。
Aさんは、前職も決して悪い会社ではなかったが、業績悪化によって退職。
一度は異業界への転職を考えたこともあったが
現職の社長さんや上司、社員の皆さんと会って
「この会社ならば」 と思い
再び人材紹介会社を選んだ。
反対した奥様も説得して入社した。
その結果
今は 「人材紹介業を究める所存」 という
強い決意を抱いて仕事をされている。
実績も順調に上がり
お客様や社内の信頼も勝ち取っている。
今後の益々のご活躍を期待している。
他の例では
Bさんも、ある人材紹介会社から別の人材紹介会社に転職して大活躍している。
現職の社長さんからは
「うちのエースです」
と言われ高く評価されている。
しかし、Bさん、その前の人材紹介会社では苦労した。
来る日も来る日も新規TELアポ
毎日、年下の上司にボロクソに怒られる日々だった。
人間には個性がある。
ボロクソに怒られてやる気を出す人もいるが
そうではない人は過半数いる。
人によっては怒られてもある程度頑張れるが
そればかりではモチベーションを維持できない。
Bさんの現職の社長さんは
Bさんに戦略や行動計画を考えてもらい
それを実行してもらってから
定期的にレビューして
良かった点は継続し
失敗した点は修正するという
真っ当なマネジメントを行っている。
社員の人格や自主性を尊重し
社員と共に答を探す。
この社長さんは、社員を頭ごなしに怒ることは決してない。
前例のAさんの会社の社長さんや上司も似ている。
まずは、社員の話をじっくり聞き
最初はしばらく様子を観察している。
長所を見つけそこを伸ばす
組織運営に支障が無い限り
多少の短所には目をつぶる。
メンバーが行き詰ったら、そっと手を差し伸べる。
頭ごなしに命令しボロクソに怒るのと比べて
どっちがやる気になるだろうか?
私自信の経験も振り返ると
ボロクソなハードマネジメントを経験したのも貴重だった。
しかし、上司がハードマネジメントを行う場合
「何かあった時には、俺が全力でお前を守るぞ」
という強い信頼関係があることが大前提として必要なのだ。
ボロクソに怒るだけで
何かあったら自分が先に逃げる上司に誰がついて行くのか?
人材紹介業で働いているコンサルタントは
意外と他社の実態を知らない。
会社の数だけ社長が異なり
社長が違えば社風も異なる。
「人材紹介会社なんて、どこでも同じでしょう?」
と言う人が多いが、それは全く違う。
今回のAさんやBさんの事例だけでなく
他にも語り尽くせぬほど多くの事例がある。
ただ 「失敗の少ない転職」 を実現するために
皆さんのお人柄や志向をよく知り
それにフィットする人材紹介会社を
選んでご紹介していきたいと考えている。
「梅の木に梅の実
柿の木に柿の実
それでよいのです」 みつを
合掌。