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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「メチャクチャなTELアポトーク」

「メチャクチャなTELアポトーク」

TELアポみたいな嫌な仕事ほど

みんなで楽しんでやらないと続きませんよね。

楽しむためには

そして何よりも

できるだけ偉い人にアポイントを取るためには

それなりの工夫が必要です。

780万円の前金をいただく営業でしたから

社長や取締役など決裁権者に会わないと

話になりませんでした。

そこで私たちは

おもしろいTELアポトークを競い合って

生み出していました。

でも、私たちの場合は

「リクルート」 と言う社名・看板のおかげで

アポイントを取り易かったと思いますので

その辺は差し引いて考えないといけません。

さて、昔の 「メチャクチャなアポ取りトーク」 の一例で

笑い話を書かせていただきます。

これを発明したのは、中途入社のS君だったかな?

厳しい証券会社の営業でもまれていたので

おもしろいTELアポをやっていました。

今は独立して、損害保険の代理店をやっていると思います。

こんな感じのトークです。

S君:「いつもお世話になっております。

     リクルート人材銀行、新橋支店のSです。

   社長をお願いします。」

  *文字の大きさが声の大きさを現しています。

秘書さん:「お世話になっております。

       済みませんが、御社名をもう一度お願いします。」

S君:「はい。リクルート人材銀行、新橋支店のSです。

   人材の融資のお話で、社長をお願いします。」

秘書さん:「あー、銀行の方ですね。

失礼しました。

少々お待ちください。」

社長:「はい、はい。 どこの銀行さんですか?」

S君:「はい。リクルート人材銀行、新橋支店のSです。

   人材の融資のお話です。」

社長:「なんだって?」

S君:「はい。私どもは、人材銀行です。

   転職を考えている方々が何万人も登録されています。」

社長:「それでどうなんの?」

S君:「はい。お申し込みいただければ、御社に

  ピッタリの人材を社長の目の前まで

  お連れします!!」

社長:「それで具体的にどうすればいいの?」

S君:「はい。その辺の重要なご説明がありますので

    今日の3時にお邪魔します。」

社長:「ちょっと待って、今日の3時は来客があって駄目だよ。」

S君:「それでは、4時にお邪魔します。」

社長:「4時? うーん、ちょっと待たせるかもしれんよ。」

こんな感じで、社長にアポイントが取れました。

銀行になりすまして

融資の話で社長に電話をつないでもらうとは

金融業界出身者ならではのトークですね。

実際にはもっと過激でおもしろいのですが

ちょっと危な過ぎるので、この辺にしておきましょう。

秘書さんは、営業電話をシャットアウトするのが仕事。

ただ、「銀行」 とか 「融資」 と言うと

「これは社長につながないと叱られるかも?」 と

思っていただき、つないでくれる事もあります。

そして、世の中の社長は忙しく気が短いです。

TELアポトークは単刀直入にインパクトある言葉で。

あとは、こちらから面会時間を指定する。

「いつがご都合よろしいですか?」

などと、生ぬるい事を言っていると

永久にアポイントは取れないですね。

「柔軟心 

やわらかいあたま 

やわらかいこころ 

わか竹のような」                                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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