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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「マネージャーの仕事とは?」

「マネージャーの仕事とは?」

最近、相談にお越しになる方々と

これが話題になることが多い。

「人材紹介会社のマネージャーとは何をする人なのか? 何ができる人なのか?」

「この仕事にマネージャーなんて本当に必要なのか?」

「マネージャーになってもクライアントを手放したら転職もできないよ。」

「マネージャーになったけどつまらないから、早くプレイヤーに戻りたい。」

「うちのマネージャーを見ていると、つらそうなので、自分はなりたくない。」

景気が悪くなって

コンサルタント人数が減少すれば

マネージャーも減少する。

景気が良くなって

コンサルタント人数が増えれば

マネージャーも増える。

最近は

「業界バブルで実力も見識も不足しているのにマネージャーになった」 

という人も多いだろうが、私もお互い様だ。

気にしない、気にしない。

「立場が変われば立つ場が変わる。

立つ場が変われば見える景色も変わる。」

立場が人を成長させる事もある、という意味だ。

また、人材紹介会社の大・中・小

それぞれの規模によっても

マネージャーの必要性や求められる要件が異なる。

1 小規模(10名以下)

・基本的にマネージャーは社長だけで十分だ。

・社長にはタイプがあるが、経営方針が明確なプレイング社長が望ましい。

・マーケティングセンスがあって、先を見て手を打てる人だ。

・まずは、社長自身が売ってみせ、スキルや考え方をメンバーに伝授し

エージェントとしてのサービス品質を高めて顧客から強く支持されることだ。

2 中規模(100名未満)

・中途半端な規模で厄介だが、社長がプレイヤーであり続けるのは難しくなる。

・しかし、社長はマーケティングセンスがある現場主義者が良い。

・組織が行き詰る前に次の手を打って、儲かる畑を耕さなければいけない。

・堅実さと計画性、思い切りも大事だ。

・社外人脈づくりも重要だが、調子に乗ってキャバクラ通いするような人ではダメだ。

・マネージャーやメンバーとのコミュニケーションにお金や時間を使った方がよい。

・社長以外はプレイングマネージャーで、個人目標も追いかけながらメンバーを育成する。

・マネージャー配下のメンバーは3~5名で十分だろう。

・あまり多くのメンバーを任せると粗製乱造になり、マネージャーもメンバーも共倒れになる。

・ケースバイケースで、メンバーに具体的で的確な指示ができること。

・メンバーの話を聞ける人。

3 大規模(100名以上)

・経営陣、マネージャー、メンバー、それぞれの役割がはっきり分かれて来る。

・経営陣は、会社が目指す姿を明確にして儲かる仕組をつくる。将来の儲かるタネを蒔く。

・当然、経営計画を立案・修正しながら、財務面でのリスクヘッジもしっかりと。

・マネージャーを指導育成する。

・マネージャーは、現場の各論に精通しメンバー育成をしながらも

マーケティングセンスを発揮して新市場開拓をする。

・経営方針を咀嚼してメンバーに説明し、現場の重要課題と解決案を経営陣に提案する。

・配下のメンバーは10名未満。早く補佐役(次のマネージャー)を育成する。

ものすごく端的にまとめると

・マネージャーは、メンバーを育成し、新市場を開拓できる人。

・コンサルタント(プレイヤー)は、顧客に食い込み業績を上げられる人だ。

会社から引導を渡される前に

若い内から自分はどっちに向いているか? 

考えた方がいいし

周囲の客観的評価にも耳を傾けた方がいい。

それで自分の方向が定まり

その道を極めれば

きっとどんな環境でも生きていける。

「いちずに一本道

いちずに一ツ事」                                    みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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