「急成長企業のマインドコントロール」
人材紹介コンサルタントの
時間の使い方は極めて重要だ。
同じ人材紹介会社でも
時間の使い方によって
生産性(一人当たりの売上や利益)に大きな差が出る。
(1日のスケジュール)
・9:00~10:00 TELアポ
・午前1社訪問
・午後2社訪問
・17:00~18:00 進捗管理
・18:00~19:30 求人表作成・情報共有
・19:30~21:30 面談・スカウトメール
例えば、上記のように
全員のスケジュールを一律に決めて営業活動を行っている会社がある。
「そんなのやってられないぜ!!」
という人も多いと思う。
しかし、このように最適と思われる時間の使い方を
経営者が決めて徹底している会社は
業績を大きく伸ばしている。
それも半端な伸び方ではない。
前年比2倍とか3倍とか
すごい数字だ。
社会人歴が長かったり
他の人材紹介会社での経験があると
「そんなのやってられるか!!
小学生の時間割じゃあるまいし
時間の使い方ぐらいは自分で決めるよ。」
と言う人が多いのは自然なことだ。
私自身も
「今さら新卒時代に逆戻りかよ!!」
と言って怒るだろう。
このような会社は
実際に新卒や若い人を中途採用し
うまく鋳型にはめて教育し
早期に戦力化している。
若い未経験者であれば
「人材コンサルタントっていう仕事はこんなものだろう。」
と、疑うこともなくガムシャラに働く。
若い社員同士で仲良くやりながらも
切磋琢磨して自力をつける。
吸収力もあるので
必要な知識も早く習得するし
PCに慣れていて操作も早い。
更には元気なのでハードワークできる。
結果として、会社の業績は劇的に伸びる。
ただ、エネルギッシュな社員をマネジメントする
経営者にもパワーと情熱が必要だ。
先々のビジョンや戦略を立案し
仕事がしやすい業務フローやシステムを作り
活気のある組織風土を醸成する。
夢や何らかのインセンティブがなければ
社員も目標を失い疲弊して辞めてしまうので
組織の活性度を下げない仕掛けをしなければならない。
これは大切な経営ノウハウだ。
「モチベーションアップ仕掛け人」 みたいな人だ。
一種のマインドコントロールと言ってもいいかもしれない。
私も若い頃は
リクルート流のマインドコントロールにはめられていた。
いつも獲物を探す肉食獣のような眼をしていた。
働いている最中は自覚がなかったが
辞めて会社と距離を置き
そして自分の加齢と共に
「あれこそがマインドコントロールだ。
宗教と言ってもいい。
まんまとはめられて踊らされたものだ。
でも楽しかったし、得たものもたくさんあった。
そのおかげで今こうしていられるのも確かだ。」
と感謝している。
中高年になって入社できる会社ではないが
若い頃の基礎体力づくりとしては
このような会社で働くのも悪くないと思う。
「そんなのやってられるか!!」 という人は
はじめから大人の会社に入って
しっかり結果を出せばいい。
「生きているうち
はたらけるうち
日のくれぬうち」 みつを
合掌。