「なぜハイクラスにシフトするのか？」

多くの人材紹介会社が

エグゼクティブやハイクラス層などの

高年収領域の紹介にシフトしています。

年収が高くても低くても１件は１件で

成約までにかかる労力は変わりません。

むしろ、キャリアが浅い若者ほど

可能性の幅が広いだけに

コロコロと志向が変わったりして

労力がかかります。

それを考えると

多くのエージェントが

高年収層にシフトするのは

理にかなっています。

ただ当然、この市場では競争が激化しています。

非常に多くの人材紹介コンサルタントが

ビズリーチでスカウトしています。

最近は、リクルートのキャリアカーバーも

「リクルートダイレクト」　と言うブランド名に変更して

ビズリーチに対抗しようとしています。

ＣXO案件や

年収２０００万円以上の市場は

コンフィデンシャル求人が多いので

ここまで来るとエクスクルーシブ（独占）案件が多いでしょう。

しかし、年収１５００万円以下の市場は相当荒れて来ています。

従って、各人材紹介会社は

お得意様（リピーター）をつくる事に尽力しています。

特定のクライアントに深く食い込む。

特定のキャンディデートの心をがっちりつかむ。

特に、高年収層は経営に近いポジションにいますから

経営者との方針違いが起きたり

人間関係が悪くなると

３年から５年ぐらいの短期間で転職します。

３０代半ば、４０歳前後、４５歳前後、５０歳前後、５５歳前後

そして６０歳前後でも

エグゼクティブの求人はあります。

５～６回は転職されるわけです。

このようなエグゼクティブやハイクラス層の方々に

ご信頼いただければ

生涯を通じてお付き合いできて

大変勉強になります。

このように書くと

リピーター狙いのいやらしいビジネスだと思われるかもしれませんが

お客様がファンになっていただき

何度もリピートしていただけるのであれば

悪い事ではありません。

日本企業のオーナー経営者は我が強い人が多いし

外資系企業の経営方針は本国次第でコロコロ変わります。

そんな環境で働いていたらストレスがたまるし

３年から５年で転職するのも無理もない話です。

まして、４０代・５０代は子育てや

ローン返済で最もお金がかかる時期です。

年収を下げるのは難しいです。

しかし、年収を下げずに

高いポジションで転職するのは

大きな責任を負わされます。

大きなリスクを伴うのです。

そのことはキャンディデートの皆様ご自身が

我々以上に熟知されています。

そういうキャンディデートの立場や家庭事情も踏まえた上で

今後のキャリアを一緒に考える姿勢が大切です。

その時々で最善の選択は何かを

一緒に考えてサポートすることです。

「当事者意識を持って真剣に考えてくれている」　

と、ご信頼いただくことが不可欠です。

この当事者意識は

クライアントに深く食い込むためにも必要です。

社長や人事部長のお話を深く聞いて

「何とかお役に立ちたい」　

と思って迅速に具体的なアクションを起こすことが重要です。

難しく簡単ではありませんが

だからこそ、それができれば他社と差別化できます。

当事者意識と迅速で具体的なアクションですね。

偉そうに申す私自身も

全く不十分ですので

引き続き精進致します。

「ともかく具体的に

動いてみるんだね　

具体的に動けば

具体的な答が出るから」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。