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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「バカ者が会社を変える?」

「バカ者が会社を変える?」

先日

自民党の総裁選に出馬した

河野太郎氏 が

「若者と、よそ者と、バカ者が、世の中を変える」

とか、言っていましたね。

思い出すと

私自身がバカ者で 

「よくあんな事が言えたなー」 

とあきれる事があります。

若かったし、いい気になっていたんでしょうね。

「でも、本当に思った事を言っただけだから仕方ない。

あの場で俺が言わなかったら誰が言うんだ?

それが俺の役割だ。」

と考えるのも本音です。

RA(法人営業)を4年経験後

CA(キャリアアドバイザー)になりました。

CAとして

個人とグループの内定目標を持ちながら

新橋本社の職業紹介課長としてマネジメントも兼務していました。

プレイングマネージャーです。

かなり多忙でしたので

毎晩のようにオフィスのカギを閉めて帰宅していました。

また、毎週の部長・支社長会議にも

出席しないといけなかったのですが

私以外は

人材紹介業の経験がない部長ばかりで

年齢も10歳以上先輩でした。

実務経験がない部長たちが

見たり聞いたり想像したりで

「これがいいかもしれない。

あれはダメかもしれない。

ところで、武谷(たけや)は実際にやってみてどうだ?」

というような議論が繰り返されて

時間ばかり消費するわけです。

「こっちはプレイヤーもやっていて

毎月の目標も達成しないといけないのに

こんな会議に毎週2時間も使ってられるか!!」

と思いまして、切れてしまいました。

私:「人の時間と自分の給料を何だと思ってるんですか?

   ここにいる出席者だけでも2時間で●●万円の人件費ですよ!!

   貴方たちはどうせ暇だし

現場がわからないなら

   自分でプレイヤーをやってみてください。

   そうすれば

   今は何が課題で何を決めないといけないかなんて

   自然とわかりますよ。

   いちいち俺に質問するなら

全て俺の言う通りに決めてください!!」

皆さん、空いた口がふさがらず、シーンでした。

私の発言を聞いた取締役は

おもしろそうにニヤニヤ笑ってました。

私は勝手に会議室を退出しました。

しかし、こんな無礼な事を言っても

その後、おとがめがあったわけでもなく

特にどうって事はなかったです。

当時は、社長や取締役とも頻繁にケンカしました。

ぶん殴られた事もあります。(笑)

ただ、話が終われば

普通に話したり飲みに行ったりでした。

上司:「本当にお前は毒舌なんだから困るよ」 と言われるだけです。

その後、私も何度か転職して

「あのような言動は他社では許されないんだなー」

という事に気づかされました。

リクルート事件も起こり

「リクルートの常識は世間の非常識」

と言われました。

普通の大人の会社から見れば

その通りかもしれません。

ただ、世の中を変えるとか

イノベーションを起こす会社と言うのは

既に敷かれた既定路線上を歩くのではなく

非常識と言われても独自路線を

歩んでいるケースも多いです。

世界を見渡してみても

急成長している会社を思い浮かべていただければ

容易にわかる事ですね。

その時代の常識と思われている事に対して

アンチテーゼを投げかける

経営者やビジネスパーソンがいないと

本当のイノベーションは起こりません。

「自分が自分にならないで

だれが自分になる」                                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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