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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「注意!!給与制度で経営方針がわかる」

「注意!!給与制度で経営方針がわかる」

転職をご検討されている

人材コンサルタントの皆さんから

当然ですが

各人材紹介会社の固定給やインセンティブなど

人事給与制度に関するご質問を多数お受けします。

特に

年功序列で実力主義でない給与制度の会社で働いてこられた方

つまり、個人業績が給与に色濃く反映されない

そんな安定した環境にいらっしゃった方にとっては

大変関心が高く不安な部分でもあると思います。

もちろん

「今の会社は実力主義でない所が不満なので
個人業績によって明確な差がつく人材紹介会社に転職したい」

というように、前向きに考えている方も少なくありません。

実際

人材コンサルタントの給与制度やインセンティブルールは

企業によって大きく異なります。

大手人材紹介会社や

一部の中小エージェントにおける

フルコミッションや業務委託契約などの特殊事例を除き

一般的にはざっくり

売上(粗利)の20%~50%をコンサルタントに還元するような

給与制度を運用している企業が多いです。

*粗利 = 売上 ― スカウトサイト費用(ビズリーチ等に支払う費用)

ただ、年収がいくらになるのかという事も大切ですが

給与制度には、その企業の経営方針や営業方針が色濃く反映されています。

従って、その経営方針や営業方針を理解し共感できるかどうかが

会社選びの一番大切なポイントです。

一気通貫型(両面型)の人材紹介会社の場合でも

下記のように、コンサルタントの売上(粗利)計上ルールは様々です。

例えば

・クライアント企業の担当コンサルタントに100%数字がカウントされる。

・キャンディデート担当とクライアント担当とで数字を50%ずつ折半する。

・キャンディデート担当に80~90%、クライアント担当に10~20%カウントする。

と、大きく異なるルールが存在します。

分業型の場合は、比較的明確ですが

・RA(リクルーティングアドバイザー)とCA(キャリアアドバイザー)で売上(粗利)を

50%ずつ分け合う。

・コンサルタントのモチベーションに配慮し、両者に数字をダブルカウントする。

・RAには売上数字をカウントし、CAには成約人数をカウントする。

など、個々の人材紹介会社によって

業績計上ルールも様々です。

インセンティブの支給方法も

年1回決算時に支給する会社もあれば

毎月や毎Qごと、半期ごとに支給する会社もあります。

個人のパフォーマンスが重視される仕事ですが

一部の企業では個人業績はあまり反映されず

会社や所属部門の業績によって

「月額固定給+残業手当+賞与」

という、昔ながらの日本企業らしい

穏やかな給与制度の会社もあります。

個人業績をドラスティックに反映させない企業では

社内のチームワークや協働風土を重視したいという経営方針があります。

個人商店の集合体的組織を良しとしない経営方針です。

また、斬新な例として

売上(粗利)数字ではなく

RAにもCAにも成約人数をカウントする企業もあります。

これは、成功報酬金額(単価)の高低に関わらず

全てのクライアントとキャンディデートに

公正なサービスをしたいという経営方針の表れです。

目先の売上(粗利)より

お一人でも多くの成約を上げる事によって

社会貢献したいという経営からの明確なメッセージです。

逆に

1件当たりの成功報酬金額(単価)を上げたいという企業では

件数より金額を重視した評価や給与制度になっています。

人材コンサルタントの皆さんは

各人材紹介会社の人事給与制度の背景(経営・営業方針)をよく理解し

自分が志向する働き方や

どんな経営方針の企業で働きたいのかを

よく考えて応募企業を選ぶ事が大切です。

お互いの価値観の相性がミスマッチになってしまうと

折角、入社されても長続きしません。

「この企業はインセンティブがたくさん稼げるから」

「この企業は固定給が高いから」

というような単純な考えで選ぶのは危険です。

各人材紹介会社の経営方針や営業方針と

コンサルタントの方々の志向とのマッチングが大変重要です。

今日もブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。

おかげさまで、弊社は9月末で16期を締めさせていただきました。

前期も大変お世話になりました。

10月から17期に入りましたが

今期も

「失敗の少ない採用と転職をサポートし実現する」

という目的と信念に向けて精進して参りますので

何卒宜しくお願い致します。

「おかげさん」                                  みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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