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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「人身売買だと勘違いしていました」

「人身売買だと勘違いしていました」

立て続けに数人のキャンディデートから

同じ事を言われました。

先日も、ご相談にお越しになったAさんから

同様のお話を伺いました。

Aさん:「以前からずっと人材紹介業に関心はあったのですが

     人を売ってお金を稼ぐ事に抵抗がありました。

     そのため、前回は応募しないで

     他業界に転職したんです。」

私自身も

「人を売ってお金を稼ぐ事に抵抗がありました」

という感性や感覚というものは

真っ当な人であればあるほど

そのように感じられる方が自然だと思います。

代表的な理由は、下記のように幾つかあると思います。

1 採用や転職の成功を担保するサービスではない。

2 自社や自分の目標達成のために

  なぜ、毎月末・毎Q末にクロージングしなければいけないのか?

3 そもそも、ご紹介する企業や人材の実像に関して

  どの程度深く知っているのか?

こんな事を言っては、身もふたもないですが

企業に対しても

人材に対しても

採用と転職の成功を100%担保するサービスではありません。

その意味では、人材派遣業も結婚情報サービス業も同じですね。

結婚の成功を100%担保するサービスではありません。

その点、モノの営業であれば

高いコストをかけるほど品質の良い製品を提供できるでしょうし

万一壊れたら、取り換えて差し上げる事もできます。

しかし、人材紹介業の場合は

タイミングの問題や

社風と個性との相性の問題などもあって

モノのようなわけには行きません。

だから、100%の満足を目指しても、なかなかそこに到達できません。

しかし、満足度を高める努力は継続しなければなりません。

所詮、自己満足であっても

「自分が良いと思うクライアントに、良いと思う人材をご紹介する」

という信念を持っているコンサルタントは少なくないと思います。

従って、私の場合は

200社のご契約クライアントを

一定以上の自信を持ってご紹介できる

20社程度に絞り込みました。

そんな理由で、Aさんにも申し上げました。

私:「同じ人材紹介業でも

   その人材紹介会社の経営理念やサービス方針によって違います。

   また、同じ人材紹介会社の中でも

   担当する人材紹介コンサルタントによって違います。」

Aさん:「そうですよね。

     私は前回の転職の時に担当していただいたコンサルタントの方が

     とても素晴らしい方だったので、見方が変わりました。

     自分の力量と考え方次第で

     良いサービスを提供できるかもしれないと思って

     今回は人材紹介業への転職を真面目に考えています。」

私:「そのコンサルタントの方は

   どこの人材紹介会社の何と言うお名前の方ですか?」

Aさん:「X社の●●さんです。」

私:「あー、●●さんですか?

   お食事をご一緒した事もありますし

   素晴らしい方ですよね!!」

Aさん:「えー、●●さんをご存知なんですか!!

     びっくりしました。」

私:「Aさん、●●さんのような

   素晴らしいコンサルタントもいらっしゃるんですよ。

   私は、Aさんが努力されれば

   ●●さんのような素晴らしいコンサルタントになれると思います。」

Aさん:「いやー、そんな簡単ではないと思いますが

     今回は人材紹介会社への転職を

     真面目に考えてみます。」

Aさんは、エネルギッシュで人間性豊か

バランス感覚にも優れ

人材コンサルタント適性が非常に高い方だと思います。

この仕事を通じて

人もご自分も今以上に幸せにできると思います。

「なやみはつきないな

 生きているんだもの」                                  みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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