「他人の相談に乗る前に自立しなさい」
人材コンサルタント未経験の方に多い志望動機として
「人の相談に乗って、人のキャリア形成を応援したい」
と、おっしゃる方が多いです。
このような人ほど
人材紹介業や
キャリアコンサルティングに関して
ほとんど勉強していません。
一方、最近の
人材紹介会社を志望する就活学生さんたちは
相当深く業界や仕事の実態を研究しており
仲間とも情報共有していますから
あまり勉強していない社会人が
学生に勝てるわけがありません。
当然ながら
ご本人が深く知らずに
誤解された状況のまま
どこかの人材紹介会社に入社してしまい
「思っていた仕事と全然違う!!」 と感じて
早期退職してしまう事は
絶対に避けたいと考えております。
そのため、面談の前に
「人材紹介の仕事がよくわかる本」
人材紹介の仕事がよくわかる本 | 小松俊明 |本 | 通販 | Amazon
を読んでいただくように
お薦めしています。
それでも本を読んでいないとか
準備が不十分な方には
あえて厳しい事を
失礼ながら申し上げております。
「人の相談に乗りたいという前に
貴方が自立してください。
中途半端な気持ちで入社して
もし業績が上がらなければ
リストラされてしまいますよ。
そもそも人材紹介会社は
誰からお金をもらって
成り立っていると考えているんですか?
お金を払っていただいているのは企業であって
人材からは一銭もいただいていません。
従って、私の給料は企業からいただいています。
ただ、人材もお客様である事は確かですから
サービスに手を抜くという事はありません。
しかし、どんなに素晴らしい人材がお越しになっても
その方が魅力的だと感じる求人が無ければ
具体的にお役に立つ事ができません。
従って、私たちの役割は
そんな人材のために
魅力的な企業の求人を獲得する事ですし
企業のために
魅力的な人材を探しだす事です。
貴方が想像している仕事内容との
ギャップはありませんか?」
いきなり、こんな事を言われると
泣きそうになる方もいます。
ただ、転職後に泣くよりも
先に泣いて
覚悟して応募するか?
勘違いされている場合は
応募する事をやめた方がいいと思います。
耳障りの良い適当な事ばかり申し上げて
失敗してほしくありません。
当社の場合
人材コンサルタント経験豊富な方のご相談が多く
未経験の方のご相談は少ないですが
その際の、私の役割は
業界や仕事内容のリアルな実情を
しっかりお伝えする事だと考えております。
「ほんとうのことが
いちばんいい」 みつを
合掌。