「退職する権利は会社ではなく社員にある」
有難い事に
優秀な人材コンサルタントの皆さんから
多くのご相談をいただいております。
当然ながら
優秀だからこそ
簡単に退職できる方は少ないです。
辞める前には
大変な退職交渉が待っています。
「智に働けば角が立つ情に棹させば流される」
という感じで、なかなか難しいものですね。
リクルートやパーソルキャリアなど
お互いストレートに話し合った結果
円満退職させてくれて
皆で気持ちよく送り出してくれるのが理想です。
しかし
人材紹介会社によっては
そんな風に気持ちよく行かないケースも
少なくありません。
退職交渉が
だらだらと何日も何週間も繰り返され
上司から
「あーだ、こーだ」 と言われて
なかなか辞められず
苦しんでいる方もいらっしゃいます。
ただ、常識ですが
退職する権利は社員にあります。
憲法でも労基法でも保障されている
個人の権利です。
社員を辞めさせないという権利は
会社にはありません。
従って
きちんと話をしても
嫌がらせをされて
退職交渉が一向に進まない場合は
腹をくくってモードを変えてください。
結論が出ない不毛の話し合いから
「法律的な手続き」 にフェーズを進めてください。
1 退職届を提出する。 *ちゃんとコピーを保存する。
2 上司が受け取らない場合は、会社に郵送で送りつける。
3 それでもダメなら、労基署に相談に行く。
こんな事は、やりたい手順ではありませんが
現実的な対応としては
仕方ないケースが多々あります。
「本当にそんな酷い引き留めがあるの?」
と思われる方もいらっしゃるでしょうが
特に、中小エージェントでは
アルアルの話です。
規模の問題と言うよりも
経営者の人格の問題なのです。
社員が退職する時こそ
経営者の人格が問われます。
最後だからこそ
「新天地でも頑張れよ。
何かあったら
いつでも戻って来い!!」
と、気持ちよく送り出してください。
その対応を
周囲の社員も見ていますし
本当に戻って来る社員も
たくさんいますよ。
パラリンピックでの
選手たちの素晴らしい活躍を観ながら
こんなブログは次元が低くて
しょーもないですね。
「にんげんだもの」 みつを
合掌。