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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「どうすれば稼げるか?より何が本当にやりたいの?」

「どうすれば稼げるか?より何が本当にやりたいの?」

生きるため

生活のためには

お金が必要です。

ご家族ができたら

お金の問題は

一層重要になります。

ただ、面接に行って

「転職理由は、もっとお金を稼ぎたいからです」 とか

「何とか稼いで生き残りたいからです」 とか

お金の事ばかり話してしまうと

「お金をより大切な事はないんですか?

貴方が本当にやりたい事はなんですか?」

と、面接官に叱られてしまうかもしれません。

先日の面談で

現役人材コンサルタントのAさんから

質問されました。

Aさん:「人材コンサルタントとして生き残るためには

     具体的にどのようなキャリアパスがあるのでしょうか?」

私:「ご存知のように、大きくは二通りですよね。

   一つ目は、マネジメントの階段を昇って行く事。

  二つ目は、プレイヤーの道を極める事です。

   寿命が長いのは、明らかに二つ目の

   プレイヤーの道を極める事です。」

Aさん:「やっぱりそうですよね?」

私:「オーナー経営者は別として

   雇われのサラリーマン社長などは

   私自身が典型例で

   早ければ40代、遅くても50歳ぐらいで

   お払い箱です。

心身ともに限界が来ますし

   若い社員のためにも

   ポストを明け渡して

   新陳代謝しないと

組織が腐ってしまいます。

老兵は早めに去って

   静かに一人のプレイヤーに戻って

良い仕事をすれば

生きていく意味もあると考えています。」

Aさん:「それは、武谷さんの経験があって言える事だと思いますが

     私もマネージャーをやりながらも

     心は完全にプレイヤー志向です。」

私:「私たちは少なくとも70歳まで

   できれば、生涯現役で働かないといけませんから

   プレイヤーの方が長生きできますよ。」

Aさん:「そこで質問ですが

     プレイヤーとしては

     どのような生き残り方があるんでしょうか?」

私:「それは、Aさん自身が、どんなプレイヤーになりたいのか?

   顧客や社会に、どんな価値を提供されたいのか?

   ご自身が考えて決める事ですよ。」

Aさん:「済みません。

     今の会社や周囲の人の事しか知らないので

     やっぱり、エグゼクティブサーチができるようにならないと

     生き残れないし、独立もできないのかと考えてしまいます。」

私:「そんな気持ちになるかもしれませんね。

   エグゼクティブサーチは有力な選択肢の一つですが

   他にも数多くの道があります。

   例えば、特定の業界や職種のエージェントとして第一人者になる事です。

   私の後輩は、Eコマース・通販に特化したエージェントとして頑張っています。

   私も似たような例で、人材コンサルタントの紹介に特化しています。

   今度、サラリーマン経営者を経験した後輩も役員を退任して

   私と同じ領域のエージェントになって独立する事を決めました。

   更には、新卒・既卒・フリーターの紹介に特化しているエージェントもあります。

   要するに、答は一つではなく

   Aさん自身が人生を賭けて

   本当にやりたい事をやらないと成功しないという事です。」

Aさん:「済みません。

     今の私は、そこまでの考えに至っていませんでした。」

私:「情報収集も大切ですが

   最後は、自分自身がやりたい事をやらないと続きません。

   どんな仕事でも山あり谷ありで、楽ではありません。

   その苦境にあって生き残れる人は

   本当にやりたい事を投げ出さないで

   長く継続できる人です。」

Aさん:「安易な抜け道や小手先のテクニックでは

     生き残れないという事ですね。」

私:「はい。

   周囲や目先の状況を見て決めるのではなく

   それ以前に、自分が本当にやりたい事を考えてください。」

器用な人は

その時々の環境に適応できますので

逆に、自分を深堀しないまま生きてしまう傾向もあります。

それが善悪ではなく

「本当に自分がやりたい事は何だろう?」

と、自問自答する事は

自分らしく健康的に長く働くために大切だと考えます。

  

  

「自分が自分にならないで

だれが自分になる」                                   みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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