「悪い上司のマインドコントロール」
今年の春に
「転職するべきか? しないべきか?」
モヤモヤしていたAさんと
ご相談させていただきました。
初回の面談では
どんなにモヤモヤしていても構いません。
誰にも、迷いや悩みがあります。
ただ、2回・3回面談しても
相変らず、転職する・しない
という意思すら決まらないとすると
「本当に真面目に考えているのですか?」
という風に感じてしまいます。
ただ、冷静に考えますと
純粋で義理堅いAさんの事なので
「誰かに変な影響を受けているのでは?」 と感じて
Aさんの会社や上司の事を調べてみました。
その結果、Aさんは
「悪い上司にマインドコントロールされているのだろう」
という、原因を突き止める事ができました。
Aさんの上には
不適格な上司がいたのです。
自分が評価され出世する事
責任は部下に押し付け逃げる事
「部下の手柄は俺もモノ。俺のミスは部下の責任。」
そんな事ばかり考えて
「人材紹介業とはどうあるべきか?」 というような
本質的な話し合いができない上司だとわかりました。
その結果
この会社は
トップコンサルタントをはじめ
ハイパフォーマーが全員退職している事もわかりました。
現在
ホワイトカラーのご紹介をしている
人材紹介業界が好調な時に
赤字決算とは、一体どんな会社なんだろうと驚きます。
これは、明らかに経営責任です。
そんな無能な経営者の
元上司だった方にお話を伺いますと
「あの人は人間的に信用できない。
だから、昇進させなくて良かった。」
と、語気を強めて、おっしゃっていました。
小手先の処世術だけで生きていると
最後は良い結果になりません。
素直に反省して
自らプレイヤーに戻り
最前線で戦いながら
メンバーを引っ張るしかありません。
しかし、それができるのであれば
とっくにやっていると思いますので残念です。
「人間を
よろこばすことは
簡単だけれど
仏さまを
よろこばすことは
むずかしい
仏さまには
うそかけひきが
通用しないから」 みつを
合掌。