「未経験者の面接対策」
先日
人材紹介コンサルタント未経験の
Aさんからご相談いただきました。
Aさん:「金曜日に、ある人材紹介会社の面接があるので
その前に相談させてください。」
私:「わかりました。
それでは、その面接の前にご相談しましょう。
ところで、その会社は何と言う会社ですか?」
Aさん:「それは、X社様です。」
私:「あー、X社様の面接は
なかなか厳しいですよ。」
という流れで、一次面接のアドバイスをさせていただきました。
その数日後
Aさんから、下記のようなメールをいただきました。
武谷 様
お世話になっております。
Aです。
おかげさまで頂いたアドバイスと面接対策シートを参考に
一次面接をパス、最終面接と相成りました。
取り急ぎお礼とご報告まで。
宜しくお願いいたします。
以上。
そして、Aさんの最終面接結果が気になったので
昨日、お電話させていただきました。
私:「Aさん、最終面接はどうなりましたか?」
Aさん:「はい、今週の金曜日になりました。」
私:「まだ終わってないんですね。
ところで、ちゃんと対策できていますか?」
最終面接は厳しいですよ。」
Aさん:「最終面接の面接官をご存知なんですか?」
私:「はい、存じ上げています。
お人柄が良くて
本来は優しい方ですが
面接では、あえて厳しい質問をされますので
準備してくださいね。」
Aさん:「そうなんですか。
例えば、どんな質問をされるんでしょうか?」
私:「Aさんのような営業経験が無い人であれば
『具体的にどのようにして求人開拓をするの?』
とか、答えにくい質問をされます。
仕事のイメージが具体的にできているのか?
それができていない未経験者は業績が上がらないので
不合格になりますよ。」
Aさん:「いやー、そんな質問をされると即答できませんね。」
私:「どの領域の、どんな企業をターゲットにして
具体的にどのようにアプローチして
求人開拓するのか?
そんな仕事のイメージができていない人は
立ち上がりに時間がかかるので
不合格になります。」
Aさん:「そうなんですか?
私は、仕事は長く続ければ
いつか結果が出るものだと考えているのですが・・・。」
私:「Aさん、それがスピード感の違いです。
Aさんが経験されてきたお仕事は
物事をロングスパンで考えるでしょうが
人材コンサルタントの仕事は
毎月・毎Q、結果を出す必要がありますので
のんびりした事は言っていられないんですよ。
そんなスピード感も含めて評価されますから
気をつけてくださいね。」
Aさん:「そうなんですね。
何とかなると思っていたんですが
急に身が引き締まりました。」
私:「事前の対策は十分考えてください。」
Aさん:「武谷さん、私にアドバイスしても
一銭にもならないのに
本当にありがとうございます。」
私:「いえいえ、そんな事よりも
残すは最終面接だけですから
気持ちを緩めずに
頑張ってください。」
そして、今朝もAさんから、下記メールが届いていました。
武谷 様
お世話になっております。
Aです。
本日はご丁寧に電話をいただき、ありがとうございました。
入社したとしても直面する問題だと思いますので、
具体的な仕事のプロセスについて、再度検討してみたいと思います。
またご連絡差し上げるようにします。
宜しくお願いいたします。
P.S.
社長のブログにヒントがたくさん書かれていることに気づきました。
せっかく公開されている情報、活用させていただきます!
以上。
さて、金曜日の
最終面接の結果は
どうなりますでしょう?
ちょっと心配ですが
何とか内定をGETしていただきたいです。
時速30キロで走って来たAさんに
突然、100キロで走れ、と言っても
感覚的に厳しいものがあるでしょうが
そのギアチェンジができないと
人材コンサルタントの世界では
本当に厳しいので
準備と覚悟が必要です。
Aさん、朗報をお待ちしております。
「まだまだダメという
自己否定
これでいいという
自己肯定
両方必要だね」 みつを
合掌。