「久しぶりに本気で怒った」
元々、人一倍エネルギーがあって
本気になれば業績を上げられる
旧知のA君と
久しぶりにご相談させていただきました。
私:「A君、人材コンサルタントとして業績を上げて
マネジメントも経験して
折角、独立して何年も経営しているのに
今回はなぜご相談いただいたんですか?」
A君:「いやー、武谷さんもわかるでしょうが
一人でやり続けるのは寂しいですし
刺激も少なくなりますから
何だか飽きてしまって
モチベーションが下がったんです。」
私:「え、それはどういう事かな?
飽きてモチベーションが下がったから転職したい?
そんな自分勝手で、いい加減な姿勢で
お客さんに失礼だと思わないの?
今回も電話やメールのレスが極端に遅い。
履歴書と職務経歴書もなかなか送って来ない。
そんな人間を大切なお客様に紹介できないよ。
顔を洗って出直して来い!!
一事が万事だ。」
その日の深夜、A君から謝罪のメッセージが届きました。
武谷さん
夜分遅くにメール失礼いたします、Aです。
改めて、この度は私の対応で、大変ご迷惑をおかけしてしまいまして、
誠に申し訳ありませんでした。
自分の考え方や行動を、今一度本気で改めたいと思います。
ここまで本気で怒って頂きまして、本当にありがとうございました。
怒られて気付くのも遅いですし恥ずかしい事ですが、
武谷さんに“やっと本気になったな”と思って頂けるよう、
これから全力で転職活動に打ち込みたいと思います。
重ねてこの度は本当に申し訳ありませんでした。
また本当にありがとうございました。
以上。
私も言い過ぎたかもしれませんが
数か月間、A君の対応を見ながら
実は、じっと我慢していました。
その結果、今回の叱責は
恥ずかしながら、心からの叫びでした。
「気づいてもらいたい」
「本来の元気を取り戻してほしい」
私の電話の声が隣の部屋まで聞こえたそうで
妻も驚いて
「一体何があったの?」
と言ってました。
独立開業16年間で
最も本気で怒りました。
その後、メッセージにように
A君は、真面目に転職活動に取り組みました。
そして、見事に複数社から内定を獲得しました。
ただ、A君、本当の勝負はこれからですね。
もう二度と
「飽きた。モチベーションが下がった。」
などと言わないでください。
お客様に失礼ですし
自分の価値を落としてしまいます。
自分のモチベーションを
自分で維持する事こそ
その人の能力であり価値です。
「自責の人であれ」
応援しています。
コロナ収束したら
B君と一緒に飲みに行きましょう。
「いまから
ここから」 みつを
合掌。